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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊が行く‼(後藤武蔵・小野優太朗)

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山形県飯豊町

■私とSDGs(エスディージーズ)~持続可能な私の取り組み~
SDGsへの貢献:17
いいで未来カフェ「アウトクラス」
いいで未来カフェ「アウトクラス」は、町の自然を使ったアウトドアイベントの事業化を目指し、ライトアップなどのさまざまな取り組みを行っています。この活動は主にSDGsのGoal17(パートナーシップで目標を達成しよう)に貢献しています。

◇はじめにいいで未来カフェ「アウトクラス」を紹介してください
いいで未来カフェ「アウトクラス」は、キャンプやカヌーなどアウトドアが好きなメンバーが集まっています。自分たちのやりたいことやできることを組み合わせ、広大な町の自然を活用したイベント開催などを行っている団体です。
これまでの活動実績として、中津川雪まつりや水没林の夜間ライトアップなど、非日常的な自然の空間演出を行ってきました。活動を通じて、町内外のさまざまな方に対して魅力ある町の自然の価値を伝えていくことを目標の1つにしています。ち
なみに「アウトクラス」の名前の由来はアウトドアの「アウト」と学校の教室「クラス」を掛け合わせたもので、自然の中での多面的な学びや気づきを伝えていきたいという思いが込められています。

◇「アウトクラス」での活動の楽しさ・やりがいについて教えてください
なんとなく森や山が好き、キャンプが趣味といった自分の固定概念・領域から飛び出して、新たな価値観でさまざまなチャレンジができることです。ライトアップも「失敗してもいいからまずはやってみようか」という思いで始まりました。実際に行ってみると、特に地域の方から喜ばれ、また来年もやってほしいと言われたときは達成感を感じました。

◇これからやってみたいことを教えてください
新たなアウトドアイベントとして、ブッシュクラフト※イベントの開催を検討しています。普段の便利な生活から離れ、自分で火起こしをしたり、テントを設営したりします。自然の魅力を伝えつつ全国的に災害が多発する中で関心が高まっている「生きる力」を養えるイベント内容を考えています。
飯豊町にはなにも無いと言う方が多いですが、裏を返せばまだまだ魅力的な資源がたくさんあるということ。「アウトクラス」ではそうした埋もれている地域コンテンツをライトアップし、魅力を発信する事業も考えていきたいです。

※ブッシュクラフト…自然にある素材を使って、必要な道具や環境を作ること

■SDGs一口メモ! SDGs用語解説(第8回)
SDGs:11・13
◇プラネタリー・バウンダリー
プラネタリー・バウンダリーとは、地球の限界や惑星限界を定義する概念です。人類が生存できる領域と限界点を示します。具体的には、以下のような指標があります。
(1)気候変動(二酸化炭素濃度が限界を超えている)(2)生物圏の一体性(生物多様性の減少が深刻)(3)土地利用変化(熱帯雨林の伐採が問題)(4)生物地球化学的循環(窒素の過剰利用が課題)(5)グローバルな淡水利用(水資源の過剰利用が問題)。私たちにできることは、再生可能エネルギーの使用や環境負荷の低い食材の選択などです。地球の持続可能な未来のために、私たち一人一人の行動が大切です。

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