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私たちは子育てを応援します

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山形県飯豊町

町では、全ての妊婦、子育て世帯、お子さんを切れ目なく支援することを目的としてこども家庭センターを設置しました。
今回はこども家庭センターについて紹介します。

おぎゃあ、おぎゃあと産声をあげ生まれてくる赤ちゃん。
いざ育児が始まると、2~3時間おきの授乳やおむつ替え、なかなか泣き止まずに焦ったり、寝不足になったりと毎日小さな命を守るため四苦八苦することもあるでしょう。産後の母親は、赤ちゃんや他の子どもの世話、家事などに大忙し。自身の体調回復は二の次になってしまい、悩み、つらいと感じても誰にも相談できないこともあるでしょう。誰かに話を聴いてもらったり、同じ子育て中の母親とたわいもない話をするだけでも気持ちが軽くなるかもしれません。
そんな時には、こども家庭センターがあなたに寄り添います。今回は、特に子育ての負担が大きいと思われる乳幼児期に焦点を当て、子育てをサポートする人のインタビューや事業、相談窓口などを紹介します。

◆こども家庭センターとは何ですか?
別々の組織だった「母子保健」と「児童福祉」の分野を一体化し、全ての妊婦、子育て世帯、お子さんを切れ目なく支援することを目的とした組織です。

◆どんなことをしているのですか?
母子保健・児童福祉業務の経験を有する統括支援員のほか、保健師、栄養士、保育士が常駐しており、妊娠・出産、子育てに関することや、子どもの成長・性格・行動・しつけ、家庭の問題、虐待に関する事などの相談や支援をしています。「こんなこと聞いていいのかな?」といったことでも気軽に相談してください。相談の内容に応じて、心理士や医療機関を紹介することもできます。

◆子育て支援センターと名前が似ていますが別ですか?
子育て支援センターはこどもみらい館のことで、子育て世代などの交流の場です。旧添川児童センターで、月曜日から土曜日に開館しています。今年度から月曜日も開館しており、振替休日で学校が休みの日でも利用できるようになりました。また、昼の時間も開館していますので、今までよりも利用できる時間が長くなりました。

◆町には家事や育児を支援するサービスはありませんか?
家事・育児などに対して不安や負担を抱える子育て家庭などに訪問支援員を派遣し、家事、育児を支援する『子育て世帯訪問支援事業』があります。町が委託する事業所の訪問支援員が家事や育児などの支援を行います。支援内容や利用者負担金などについては、広報いいで6月号16ページか町ホームページで確認してください。

◆一時的に子どもを預かってもらえる施設はありますか?
ファミリー・サポート・センターがあり、町内在住や町内事業所に勤務する方が利用できます。事前の会員登録と事前打合せが必要です。ほかに一時預かり事業があり、乳幼児施設に入園していないお子さんが利用できます。

こども家庭センターへ気軽にお越しください

◇飯豊町ファミリー・サポート・センター
所在地:大字椿3592-3
電話:【電話】72-3530
利用可能日:月~日曜日(祝日含む)
利用時間:8:30~18:00

◇子育て支援センターこどもみらい館
所在地:大字添川2926-16
電話:【電話】74-2305
開館日:月曜日から土曜日
休館日:日曜日、祝日
利用時間:9:30~16:30

◇~経済的支援~
・めざみっこ出産子育て交付金
妊娠・出産時に5万円ずつ合計10万円を交付します。
・家庭保育支援給付金
入園せずに家庭で保育する世帯へ子1人につき月額5千円を支給します。

◇~子育ての支援~
・産後ケア事業
自宅や産院で助産師からケアを受けられます。(宿泊も可)
・子育て相談
育児や発達の悩みに臨床心理士・公認心理師が相談に応じます。

◇~子育て世帯向け講座~
・パパママ教室
・ママと赤ちゃんのサロン
・離乳食教室
・ペアレントサポート講座

◆インタビュー
◇奥井美穂さん
助産師。長井市在住。yume助産院院長。ママに寄り添い、話し相手や授乳指導などを行っている。

主にこどもみらい館を会場に発達講座やタッチケア、離乳食講座など、おおよそ1歳までの赤ちゃんとママを対象に月2回開催している『ママと赤ちゃんのサロン(以下サロン)』。赤ちゃんの世話や授乳相談など、産後のママの身近な相談場所となっています。
「子育て中のママは、大人と話す機会が減ったり、当たり前のことができなくなったりするので、ぼーっとしたりたわいもない話をしに来てほしいですね」と語るのは、5年前から助産師としてサロンに関わる奥井美穂さん。子育て中の悩みは、授乳やミルク、睡眠、急な発熱など多岐にわたります。奥井さんは「産後のママと話すと、3時間おきの授乳が始まるとつまづくことが多いように感じます。私は、母乳でもミルクでもママが納得する方法を一緒に見つけていく支援をしたいですし、相談する勇気を持ってほしいです」と訴えます。また、自身も子育て中の立場から「子育て中のママには、何気ないことでも良いので、ひとりでため込まないで気軽に話をしてほしいです。一歩踏み出したらもっと楽に子育てができるし、人に頼るのも楽する方法の一つだと伝えたいですね」。
女性の生涯に関わる仕事をしたいと助産師になった奥井さん。サロンでは、きっと心強い味方になってくれることでしょう。

問合せ先:こども家庭センター(町健康福祉課内)
【電話】86-2338

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