文字サイズ
自治体の皆さまへ

協力隊通信(武田親祐)2024.09 vol.54

10/32

山形県飯豊町

農業応援隊としての体験や活動内容を紹介します。

◆稲作体験出前授業
6月4日、JA山形おきたま飯豊地区青年部員が、東京の小学校で稲作体験出前授業を行いました。昨年は稲刈指導だけだったので、田植えからの参加は初めてでした。子どもたちは泥だらけになりながらも、田植えを楽しんでいるようでした。
青年部では田植えの指導だけではなく、児童からの質問コーナーの時間を設け、食農教育にも力を入れています。設定時間では足りないくらいたくさんの質問をもらうことができたことにうれしさを感じ、自分にとっても良い経験になりました。

◆ゼロカーボンサツマイモ植え付け体験
協力隊の共同企画として昨年から計画していた、中津川小屋地区での『ゼロカーボンサツマイモ植え付け体験』。
事前の堆肥散布やトラクターでの耕うん、草刈り、炭焼き、液肥と苗の手配など準備段階から手探りで進め、6月23日にようやく実施する事ができました。
当日は町内外から9名の方が参加。はじめに白川荘で交流会を実施し、小野協力隊員がゼロカーボンの意義について解説を行いました。サツマイモだけではなく、他の野菜や町の花であるユリの植え付け体験もしたいなどの意見が出ました。また、肥料やバイオ炭の比率が違う畝うねをいくつか用意し、参加者にどの畝が一番収穫できるかの予想をしてもらいました。結果が出る秋の収穫が楽しみです。
交流会後に畑で植え付け体験を行う予定でしたが、あいにくの雨。残念ながら畑での植え付け体験は断念し、旧中津川小中学校の花壇での植え付けとなりました。
実際にながめやまバイオガス発電所駐車場敷地内の液肥無償スタンドから持ってきた液肥やバイオ炭に液肥を吸着させる作業を見てもらい、それらを使っての植え付け体験を行いました。畑での植え付けは、日を改めて協力隊と参加できる方で実施。約150本の苗を植えました。
7月には鳥獣被害を防ぐための電気柵を設置しました。この頃にはしっかり苗も根付き、成長を始めていたので一安心しました。農薬や除草剤を使用していないので、定期的に通い、状態を確認したいと思います。
また、10月には収穫祭も企画しています。植え付け体験に参加していない方にも広く参加してもらいたいと思っているので、その際はぜひご参加ください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU