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自治体の皆さまへ

歯の健康(1)

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山梨県上野原市

○歯はみんなの宝物
11月8日は「いい(11)歯(8)の日」です。
赤ちゃんから大人まで、全世代にかかわる歯やお口の健康は、『健康長寿』を実現するために欠かせない要素です。ごはんなどをおいしく食べるためだけでなく、話すことや表情を作ることを助けたり、体のバランスを整えたり、かむことで脳に刺激を与えたりと、歯は生活に不可欠な役割を持っています。
最近では、むし歯や歯周病などのお口の病気が、からだ全体に影響することがわかり、お口の健康を保つことが重要視されています。

○歯を失う原因第1位は歯周病
お口のお手入れ不足などから40歳代以降、歯を失う人が増加しています。
「歯周病」は「サイレントキラー」ともいわれ、痛みを伴うむし歯と比べて自覚症状が出づらいため、放置し、気付けば手遅れ(歯を失う)ということになりかねません。
日本人が歯を失う原因の4割近くを占め、最大の脅威となっている「歯周病」を患っている比率は、30歳以上の約7割に及ぶとのデータもあります。

歯を失う原因

歯周病の有病者率

○オーラルフレイル
特に、高齢期のお口の機能低下のことをオーラルフレイルといいます。歯を失うことなどにより、物をかむ力や飲み込む力が弱くなり、食欲が低下したり、栄養不足になったりします。また、うまく口を動かせず、会話もスムーズにできなくなります。

口腔機能の悪化
・歯周病
・むし歯

口の機能の悪化
・うまくかめない
・飲み込みづらい
・話しづらい

からだ全体の衰え
・食欲低下
・社会生活の減少

○自分の歯を大切にして8020を目指しましょう!
8020運動とは、1989(平成元)年より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても、20本以上自分の歯を保とう」という取り組みです。厚生労働省によると、自分の歯が20本以上あれば、食生活にほぼ満足することができるといわれています。このため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めて8020運動が始まりました(日本歯科医師会ホームページより)。
8020を達成できなかった人も、しっかりとかみ、きちんとかむことのできる義歯(入れ歯)などを入れてお口の中の状態を良好に保つことで、20本あるのと同程度の効果が得られます。

○健康長寿は『歯』から!
人生100年時代と言われるようになりました。歯の病気やオーラルフレイルは、お口の中の問題だけでなく、からだ全体に影響を与えます。
お口は食べ物の入り口であるとともに、健康の入り口でもあります。日常生活の中で、自分の歯について意識するように心がけましょう。そして、いつまでもおいしく食べ続け、お口の中を健康に保ち、『健康長寿』を目指しましょう。

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