■今月のテーマ 言葉がけで笑顔の家庭に
児童家庭相談員・母子父子自立支援員はご存じですか?私たちは、総合福祉センターふじみで家庭や子育ての悩みをお聞きしています。そんな中で感じているのは「言葉がけ」の大切さです。
今回は、お互いが笑顔になる「言葉がけ」についての提案です。
伝えたいことをどんな言葉で話すのかで相手の反応は変わります。日々の会話で、「その言い方が気に入らない。」と反発され、喧嘩に発展してしまった経験はありませんか?親子や夫婦など家族との会話では、友人とのようには気を遣わず、つい感情のままに乱暴な言葉をぶつけてしまう傾向があります。友人になら「これをやってもらえるかな?」と言うところを家族には「これやってよ!」「お前がやれよ!」子どもには「早くしろ!」、しないと「何やってんだ!」とか…。親しき仲にも礼儀ありと言いますが、私たちは、ともすると大事な家族の中ではそれを忘れてしまいがちです。
命令的、支配的な言葉がけは相手に反発されます。心身の発達が著しい子どもにとっては脅威でもあり、心の安定を脅かし、心身の発達にも影響を及ぼす事が分かってきています。乱暴な言葉がけで脳が萎縮し、記憶力や感情のコントロール力が低下し、人間関係や学習面など、さまざまな面での生き辛さに影響します。
ここからは、子どもへの言葉がけの提案です。つい口に出してしまうマイナスの言葉ですが、以下のようなプラスの言葉に言い換えて言葉がけをしてみましょう。
○子どもへの言葉がけの例
・「何でできないの!」→「こうやってみようか?」
・「早くしなさい!」→「後どのくらいでできそう?」
・「だから言ったでしょ!」→「次はどうしたらいい?」
・「うるさい!」→「静かにしてもらえるかな?」
なかなか冷静になるのは難しいですが…。大人も子どもも、互いに気持ちの良い温かい言葉でコミュニケーションをとっていきたいですね。口に出す前にちょっとだけ、言い方を工夫してみてはいかがでしょうか。
また、困ったときは一人で抱えないで、せひ相談にいらしてください。一緒に考えましょう。
問合せ:子育て保健課
【電話】62-4134
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