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【特集】シリーズ まちづくり VOl.47

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山梨県南アルプス市

■ごみの減量化推進に向けて
〜家庭でできる減量方法〜

◆生活ごみの処理
私たちの日常生活において、ごみの排出は避けて通ることはできません。
家庭から出た生活ごみは、ごみ集積所から、ごみ収集車で中央市にある中巨摩地区広域事務組合清掃センターに運搬されます。
清掃センターでは可燃ごみの焼却や、不燃ごみの粉砕・分別を行っています。資源化できるものを選別し、残った焼却灰や不燃性残さは、笛吹市境川町にある一般廃棄物最終処分場や、県外の最終処分場に運搬され、埋め立てられています。

◆本市で発生するごみの量

合計 15,540トン

令和4年度に本市では、年間約1万5千540トンのごみが排出されました。これは、毎日一人あたり595グラムのごみを排出していたことになります。
これらのごみの処理を行うために、運搬費や最終処理費を含め、年間6億円以上の費用が必要となります。市民一人あたりに換算するとおよそ8千500円となり、これらの費用は年々増加傾向にあります。

◆なぜごみを減らさないといけないか
◇地球環境を守るため
排出されるごみの大半は可燃ごみです。ごみが増えると、その運搬や焼却などの処理によって、二酸化炭素や窒素酸化物などが排出されます。これらは地球温暖化や大気汚染などの原因となります。

◇最終処分場をより長く使用するため
ごみを焼却したあとの焼却灰や、不燃ごみなどから資源物を選別し、残ったもののうち、再利用できない不燃性残さは埋め立て処分されています。分別やリサイクル意識の高まりや、ごみ処理技術の発達により、最終的に埋め立てられるごみの量は年々減少していますが、処分場の容量には限界があります。限界に達してしまった場合、新たな処分場の建設には多くの時間や費用が必要になります。

◇ごみ処理費の削減
ごみの処理には、先にも挙げたように、多くの費用がかかっています。ごみの運搬費やごみ処理施設の稼働費、最終処分費など、多額の運営費用が必要です。ごみを減らすことで、これらにかかる費用を削減することができます。

◆3きりの実践「使い切り、食べきり、水切り」で生活ごみの削減
家庭から出される「可燃ごみ」のうち、4割以上が「水分」です。とくに「生ごみ」には多くの水分が含まれていて、およそ8割が水分と言われています。水分を多く含む生ごみは、重く、燃えにくいため収集や焼却に多くの燃料を必要とします。このため、家庭から「可燃ごみ」として出している生ごみを減量することで、生活ごみの多くを減らすことができます。

◇使い切り
食材の買い過ぎや、在庫があるのに同じ食材を買ってしまうと生ごみを増やすことにつながります。
計画的な買い物を心がけて食材を無駄なく「使い切り」ましょう。

◇食べきり
料理は食べきれる量だけ作ることを心がけましょう。
どうしても食べきれず残ったものは別の料理に活用する工夫をして「食べきり」ましょう。

◇水切り
水切りネットや三角コーナーを使い、生ごみの水分量を減らす「水切り」を行いましょう。
生ごみを捨てる前に「ぎゅっ」とひとしぼりして、水をしっかり切りましょう。

◆生ごみ処理機・容器の活用
生ごみ処理機・容器を活用することでも生ごみの排出量を減らすことができます。生ごみ処理機・容器は、生ごみの温風乾燥を行い減量化するものや発酵・分解を行うことで減量化するものなどがあります。これらの機器を活用することで、生ごみの減量化のほか、処理した生ごみを堆肥として利用することもできます。
市では、生ごみ処理機・容器の購入に対する補助を行っています。ぜひご活用ください。

◆資源回収センターの活用
リサイクルの推進、ごみ減量化を目的に、市内3か所に資源回収センターを開設しています。センターでは、市内の一般家庭から出たペットボトル、かん、びん、ダンボール、家具類、布団、廃食用油、スキー用具、チャイルドシート、自転車など多くの品目の資源物を分別回収しています。土曜日・日曜日も開設しているのでご活用ください。
開設場所や時間、詳しい回収品目などは市ホームページや家庭ごみ収集カレンダーをご確認ください。

◆古着の回収
ごみの減量化、資源の有効活用のため古着の回収を行っています。
回収日:毎週水曜日(閉庁日は除く)
時間:午前8時30分〜午後7時
場所:南アルプス市役所 東別館前の古着回収ボックス
※カビ、汚れ、破損のひどいもの、下着類などは回収できません。

生活ごみを減らすためには、「マイバッグを持ち歩く」、「詰め替えがある製品を買う」、「不用品は捨てずにフリマアプリなどで売る、知り合いに譲る」などの方法もあります。日々のちょっとした工夫がゴミ減量につながります。まずは取り組みやすいものから始めてみましょう。

問合せ:環境課
【電話】282-6097

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