■みんなで知ろう!国民健康保険の医療費のこと
市の疾病状況を見てみると、上位10位の疾病に係る医療費のうち、生活習慣病が約半数を占めています。生活習慣病に係る医療費では、昨年度最多の糖尿病を抜き、腎不全が最も高額となっています。
高血圧や糖尿病がもととなって、腎不全や脳血管疾患などの、より重い病気が発症することがあるように、生活習慣病には関連性があります。
日々の生活習慣を見直すことや、定期的な検診を受けることで生活習慣病を予防することは、みなさんの健康維持につながるばかりでなく、医療費の抑制も期待できます。
◇受診件数の多い生活習慣病トップ3(令和4年度分)
出典:国保データベース(KDB)システムより
患者数の多い疾患トップ3に共通しているのは、「血管の病気であること」です。
血管への負担を減らし、病気を予防・改善するために、食事・睡眠・運動を見直しましょう。
◇生活習慣病トップ3の医療費(令和4年度分)
出典:国保データベース(KDB)システムより
山梨市国民健康保険被保険者において患者数の多い高血圧や糖尿病などの病気は、コントロール不良が続くと、血管を傷め、重症化して人工透析などの治療が必要になることがあります。持病がある場合には、定期的に通院して、重症化を防止することが大切です。
◆大切なことは…早期発見!
生活習慣病は発症するまで自覚症状がほとんどなく、症状が出たときには重症化していることも少なくありません。私たちの体は、血圧や血糖が少しでも高い状態が続くと血管に大きな負担が掛かり、全身の様々な血管に障害が起き、心筋梗塞や狭心症、脳卒中、脳梗塞、うっ血性心不全など合併症を引き起こす危険性があります。早期発見・早期対策のために、年に1回の特定健診は積極的に受けましょう。
◇特定健診とは!?
生活習慣病の早期発見と早期対策を目的として、40歳~74歳までの国民健康保険加入の方を対象とした健診で、血液検査、血圧測定、尿検査、身体測定、診察が含まれます。
市では、約8,000円する検査を自己負担金1,000円で受診できるよう補助しています。
健診の結果、メタボリック症候群の対策が必要となった場合には、保健師や管理栄養士による特定保健指導を無料で受けることができます。
75歳以上の方、21歳~39歳までの方も同じ内容の健診を受けることができます。
広報やまなし10月号で健診の特集を掲載していますのでご覧ください。
◆医療費削減のため、ジェネリック医薬品を活用しよう!
先発医薬品(これまで使われてきた新薬)の特許が切れた後に医薬品メーカーが製造・販売する「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」は厚生労働省から「先発医薬品と同じ有効成分を同量含んでおり、(先発医薬品と)同等の効能や効果が得られる」と認められた医薬品です。
1錠あたりで考えると数十円程度の差ですが、生活習慣病などで長期間服用した場合には、数千円以上安くなることもあります。一人ひとりの自己負担額や医療費の抑制にもつながりますので、特徴やメリットをご理解いただき、ぜひジェネリック医薬品をご活用ください。
問合せ:
医療費について…市民課 国保年金担当【電話】内線1145~1148
成人健康診査について…健康増進課健康企画担当【電話】内線1162・1163・1171
■献血にご協力お願いします-11/24(金)市役所-
「献血」は人の命を救える大切な活動です。下記の日程で献血を行いますので、皆さんのご協力をお願いします。
(注意)400mL献血のみとなります
日時:11/24(金)
・9:30~11:45
・13:00~15:30
場所:市役所東側駐車場
◇ラブラッド会員に登録してマイページから献血を予約してみよう!
1.全国どこでも献血可能
2.ポイントが貯まる
3.血液検査の結果通知が早い
4.会員限定の特典などが届く
5.予約献血が可能になる
6.滞在時間が短く、スムーズな献血ができる
◇献血時、適正採取量を算出のための体重測定にご協力お願いします。
問合せ:健康増進課健康企画担当
【電話】内線1163
<この記事についてアンケートにご協力ください。>