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生活習慣病対策シリーズ(9回目) 歯周病と糖尿病

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山梨県山梨市 クリエイティブ・コモンズ

歯周病は糖尿病と相互関係にあり、糖尿病6番目の合併症と言われています。糖尿病になると血管がもろくなり、血液の循環が悪くなります。その結果、免疫力の低下や唾液の分泌減少を招きます。
↓ すると…
口の中が乾燥し、歯周病になりやすくなります。唾液は食べ物を消化する働き以外に、口の中をキレイにしたり組織を治す働きがあり、歯周病を防いでいます。しかし血糖値が高くなると、尿が多く出て体内の水分が減少すると共に唾液の分泌量が減り、歯周病菌が増えます。また、唾液の糖分の濃度が高くなり歯周病菌を繁殖させます。
↓ 歯周病になると…
出血や膿を出しているような歯周ポケットから血管を経由して、炎症に関連した化学物質が体中に放出されます。この物質が、インスリン(血糖値を正常に保つホルモン)の働きを弱くし、糖尿病を発症させ、進行させます。そのため、歯周病があると糖尿病の治療が困難になります。

糖尿病と歯周病は並行して治療することで、相互の改善が見込まれます。2つの病気を予防していくために、毎年「特定健診」と「歯科検診」を受診しましょう。

■NEXT
来月号では、歯周病と心疾患についてお伝えします!

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