■vol.10 その人らしさを支える支援 part5「“食べられる”を支援するために」
◇食から始めるフレイル予防 ~低栄養を予防する~
今回は、食を切り口としたフレイル予防対策について、日下部記念病院の雨宮管理栄養士の監修により紹介します。
フレイルとは…
加齢に伴って体力(筋力)や心身の活力が低下することをフレイルといいます。きっかけの1つは「食欲がなくなる」などささいなことです。早めの低栄養対策で、フレイルを予防することが大切です。
フレイル予防の3つの柱:
・栄養…しっかり食べる
・社会参加…外出や交流を楽しむ
・運動…しっかり動く
◇普段の食事からフレイルを予防する3つのポイント
監修:日下部記念病院 雨宮管理栄養士
(1)口から食べられる(噛める・飲み込める)状態を維持する
歯みがきやうがいで口の中を清潔に保ちましょう。
【POINT!】自立しているときから歯磨きを習慣に!
(2)食事のとり方を工夫する
たんぱく質・エネルギーをしっかりとるために
・まずは「おかず」から食べる。→肉や魚、卵や大豆製品などたんぱく質を優先して食べましょう。
・数回に分けて食べる。→分けて食べることで、食事量を増やせます。
・間食を上手に利用する。→乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)、卵製品(ホットケーキ、プリン)や季節の果物などがおすすめ。
(3)いろんな食品をまんべんなく食べる
「ま・ご・わ・や・さ・し・い・よ」をご存知ですか?身近な食材の頭文字です。1日でバランスのとれた食事がとれるようになっています。
【CHECK!】
よ:ヨーグルト・牛乳・チーズなど乳製品
口から食べることはとても大切です。バランスの良い食事が理想ですが、安全に美味しく楽しく食べられるよう支援していきましょう。
■介護家族のためのほっとスペース
市内で介護をしている人の学びの場・交流の場です。
日時:2/16(金)14:00~15:30
会場:街の駅やまなし(要予約)
内容:ミニ講座(ストレスの解消方法)
(共催事業所…日下部記念病院)
予約:地域包括支援センター
【電話】23-0294
■地域元気あっぷ教室 2月
身体を動かしたストレッチや筋トレ、脳トレの教室を各地区で開催しています。参加希望者は介護保険課までご連絡ください。
問合せ:
・地域包括支援センター【電話】23-0294
・介護保険課介護予防推進担当【電話】内線1231~1233
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