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生活習慣病対策シリーズ(11回目)歯周病と肥満の関係

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山梨県山梨市 クリエイティブ・コモンズ

歯周ポケット(歯と歯肉の間にある溝)が深い人は、現在は健康でも数年後に肥満になり、メタボリックシンドロームを発症するリスクが高いと考えられています。
脂肪細胞で作られる「炎症性サイトカイン」という物質が歯を支える骨を溶かし、歯周病を発症・進行させる作用があります。また、炎症性サイトカインの影響で脂肪細胞が肥大しやすくなり、脂肪を蓄えやすくなると考えられています。さらに、炎症性サイトカインが血中を移動することによって血管に負担がかかり、動脈硬化や心筋梗塞発症のリスクが高まるともいわれています。

歯周病は肥満を引き起こし、肥満が歯周病を悪化させます
歯周病
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肥満

■肥満を予防するには…よく噛んで食べることが重要です。
よく噛むと唾液がたくさん出て、食べカスが歯につきにくくなり、歯周病予防になります。さらに、よく噛むことで脳内の満腹中枢が刺激を受け、エネルギーを消費させる物質が活性化されるため、食べ過ぎを防ぐことができ、肥満の予防になります。

■NEXT
来月号では、歯周病と骨粗鬆症についてお伝えします!

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