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こんにちは保健師です

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山梨県市川三郷町

■歯周病と糖尿病の関係
人生100年時代、健康で長生きするためには「お口の健康を保つこと」がとても大切です。食事や人との会話を楽しむためにも、お口の健康を保ちましょう! 
現在、成人の約8割の方が歯周病といわれており、厚生労働省の行っている調査(平成28年歯周疾患実態調査)によると、虫歯の保有率は減少しているにも関わらず、歯周病の有病率は増加傾向にあります。 
歯周病の原因の多くは細菌です。この細菌は“歯周ポケット”という歯ぐきのすき間に潜んでいます。歯周病が進行すると、歯ぐきが腫れ、歯と歯ぐきとのくっつきが弱くなり、やがて歯周ポケットが形成されてしまいます。

◆歯周病の症状
・歯ぐきが腫れる
・出血する
・歯ぐきを押すと膿がでる、歯がグラグラする
・口臭が強くなる 

歯周病との関連が強い病気は糖尿病です。歯周病が悪化すると、歯周ポケットから出される物質が、血糖を下げるインスリン(血糖値を下げるホルモン)を効きにくくしてしまい、血糖のコントロールを悪くさせてしまいます。 
また、糖尿病になると、免疫力が低下し、歯周病が発症・悪化しやすいことも明らかとなっています。また、糖尿病により高血糖状態が続くと歯肉の血管がもろくなり、歯周病のリスクが高まります。 
歯周病のなり始めは自覚症状がほとんどないため、日ごろから歯磨きを行い、お口の中の清潔を保つよう心がけることが大切です。

●毎日歯磨きをする
・歯と歯肉の境に歯ブラシの毛先を斜めに当て、弱い力で細かく振動させて磨く。
●歯と歯の間は歯間ブラシを使う。
●定期的な歯科受診をする。
・正しい歯磨きやお口の健康を守る生活習慣のアドバイスをもらうようにしましょう。 
歯周病と糖尿病は相互に関係する病気です。毎日の食生活を含めた生活習慣を見直し、自身でできることと、専門的に相談することを組み合わせて歯周病や糖尿病を予防し、健康な身体づくりをしていきましょう。
(保健師 池谷有璃)

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