■第9期介護保険事業計画・高齢者福祉計画の策定と介護保険料のお知らせ
介護保険事業計画は、介護保険法と老人福祉法に基づき、3年ごとに「介護保険サービスの見込み量やサービス確保の検討、必要事業量などを具体的に検討し、保険料を設定する」計画です。
町では、令和6年度から令和8年度までの総合的な高齢者福祉施策の方向及び事業内容等を設定し、今後の円滑な介護保険事業の運営と、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを送ることができるよう各種施策を展開するために「第9期市川三郷町介護保険事業計画・高齢者福祉計画」を策定しました。
◆介護保険制度が始まって24年
介護保険制度は、介護の必要な状態になった方に対して社会全体で支え合い、介護保険サービスを提供する制度として平成12年に創設されました。施行後24年が経過し、介護サービスを利用されている方も増加していることから、本町の高齢者を支える制度として、なくてはならないものです。
◆施策の体系
▽基本理念
住み慣れた地域で
いきいきと
自分らしく暮らせる,
人にやさしいまちづくり
▽基本目標1 社会参加を通じた介護予防・地域の助け合い
・住民主体に基づく、役割やつながりの創出支援
・介護予防に資する多様なサービスの展開
・介護予防の地域づくりを後押しする取組み生活を支える
▽基本目標2 生活を支えるサービス基盤の整備
・地域生活を支えるサービスの展開
・効果的なサービス提供に向けた仕組みづくり
▽基本目標3 サービス提供の土台となる地域環境の整備
・在宅生活を続けるための支援
・安全・安心な生活に向けた地域環境づくり
・担い手となる人材の育成
▽基本目標4 本人・家族の意思を尊重するための取組
・高齢者虐待防止・権利擁護の推進
・認知症の人と家族を支える仕組みづくり
▽基本目標5 保険者としての役割の推進
・地域包括支援センター事業の推進
・持続可能な介護保険制度の確保
計画書は町ホームページ内『介護課からのお知らせ』に掲載しています。
◆令和6~8年度 段階別介護保険料(表1)
◆今年度からの保険料
新たに第9期介護保険事業計画策定にあたり、65歳以上の方の介護保険料の見直しを行いました。
令和6年度からの介護保険料は、第8期計画と変わらず基準額(※)は月額6,300円です。
個人の保険料額は、対象となる方及びその世帯の昨年1年間の所得をもとに分けられており、介護保険制度改正による国の基準の見直しに伴い、13段階となっています。それぞれの段階の条件、年額、月額は表1のとおりです。保険料確定に伴う「介護保険料納入通知書」の発送は7月上旬を予定しています。
◆介護保険の財源構成
介護保険料の設定は、介護報酬の改定、認定者数の推移、サービス利用の見込みなどからどのくらい費用がかかるかを推計し、さらに町が継続的に取り組んでいる介護予防事業の効果を踏まえ、3年間の介護保険事業費を算出し保険料収納必要額を計算します。令和8年度までの3年間に必要となる費用は66億8千940万円と推計されます。
介護保険に係る費用のうち半分は被保険者の支払う保険料で残りの半分は国や県、町の公費でまかなっています。(図1)
▽財源構成(図1)
問合せ:町介護課介護保険係
【電話】055-272-1106
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