能登半島地震をはじめとする大きな地震が頻発しているなか、8月8日には宮崎県日向灘を震源とする地震が発生し、国から南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されました。こうしたことから、市民の皆さんに備えの再確認を呼びかけています。
そのほか、集中豪雨や台風による風水害など、“いつ起こるかわからない”災害から被害を最小限にとどめるためには、一人一人による日頃からの備えや地域での防災訓練による、「自助・共助・公助」の3つの連携が大切です。
■自助「自分の身は自分で守る」
◆地震発生!その時どうする?
[01]まず身を守る!
・地震発生時にとるべき行動は「身の安全を確保する」こと
・安全な場所で頭や体を守り、揺れがおさまるのを待ちましょう
[02]火の元の確認は落ち着いて
・火を使っていた場合は、揺れがおさまってから確認しましょう
・揺れの中で火を消す行動は負傷する恐れがあり危険です
[03]室内のけがに注意
・家具や家電などが転倒落下していることがあります
・ガラスの破片などにも注意が必要です
[04]あわてて外に飛び出さない
・窓ガラスや屋根瓦、看板などが落下してくる場合があります
[05]正しい情報収集
・被害の状況や避難所についてなど、正しい情報を得て落ち着いて行動しましょう
◆外出中に地震が起きたら?
▽車を運転しているとき
急ブレーキをかけない。ゆっくりと左側もしくは広場に停車しエンジンを切る。車を離れるときはドアはロックせずキーは車内に置いたまま。
▽商業施設にいるとき
買い物かごなどで頭を保護し、窓ガラスや商品棚から離れ、壁際などに身を寄せる。
慌てて出口に走り出さない。
▽電車やバスにいるとき
カバンなどで頭を保護し、手すりやつり革をつかむ。
必ず運転士など係員の指示に従って行動する。
▽屋外にいるとき
ビルなどの壁や看板、割れたガラスの落下に気を付け、カバンなどで頭を保護しながら、空き地や頑丈な建物など安全な場所へ避難する。
▽エレベーターにいるとき
全てのボタンを押し、停止した階で降りる。閉じ込められた場合は、非常ボタンやインターホンで連絡して救助を待つ。
▽崖の近くにいるとき
山のすぐそばや急傾斜地では落石・崖崩れ・地すべりなどの危険性がある場所からできるだけ離れる。
■共助「地域での助け合い」
繰り返しの訓練が大切です!
◆第61回甲府市総合防災訓練
本訓練は、南海トラフを震源として甲府市内で震度6強を観測し、建物の倒壊や建物火災が多数発生したと想定して行います。
9月15日(日)には、池田小学校で、実働訓練や防災体験の主会場訓練を行います。ご家族やご近隣の皆さんと一緒に防災を学びましょう。また、11月10日(日)には、各地区独自の訓練が実施されますので積極的に参加しましょう。
▽9月15日(日)午前7時55分~11時
防災関係機関の連携訓練/市民による防災訓練および体験
会場:池田小学校校庭
※小雨決行。一般参加者の駐車場あり
内容:
・消防防災ヘリ「あかふじ」による上空偵察訓練
・ドローンを活用した被災情報の収集訓練
・自衛隊や消防などによる緊急対応訓練や救助訓練 など
▽11月9日(土)午後4時30分~翌日午前6時30分
避難所運営訓練(宿泊訓練)
会場:池田小学校体育館
内容:
・能登半島地震の経験から得られた避難所運営訓練
・女性の視点に立った防災研修会
▽11月10日(日)時間は各地区の計画によって異なります。
地区会場訓練
会場:市内各地区の指定避難所および避難地
内容:午前7時55分に防災行政用無線の緊急地震速報によるシェイクアウト訓練を実施後、各地区が自主的に作成した訓練実施計画に基づき、避難訓練、初期消火訓練、避難所運営訓練などを実施します。
問合せ:地域防災課
【電話】055-237-5357
◆水害避難の地区研修会
市では、各地区の指定避難所で「水害避難の地区研修会」を開催しています。水害時と地震時の避難行動の違い、避難所の開設・運営の流れなどについての研修の他、能登半島における被災地支援にあたった職員による現地での体験を活かした研修を行っています。
お住まいの地区で開催の際には、積極的に参加し理解を深めましょう。
問合せ:地域防災課
【電話】055-237-5357
◆防災リーダー研修会
▽防災リーダー指導育成研修会
[A講習(全3回)]
内容:防災講座、消火栓器具取扱いなど
日時:10月1・8・15日(火)午後7~9時(15日は9時10分まで)
定員:60人(市内在住の方)
[B講習(全2回)]
内容:救命講習、避難所運営訓練など
日時:10月23・30日(水)午後7~9時(30日は9時10分まで)
定員:40人(市内在住の方)
[A・B講習共通]
会場:本庁舎4階大会議室
申込期限:
[A講習]9月20日(金)
[B講習]10月15日(火)
申込:電話またはFAXで
▽女性のための防災研修会
[B講習(全2回)]
内容:救命講習、避難所運営訓練など
日時:10月22・29日(火)午後7~9時(29日は9時10分まで)
会場:本庁舎4階大会議室
定員:40人(市内在住の女性の方)
申込:10月15日(火)までに電話またはFAXで
・防災リーダーとして登録するには、A講習の3回、B講習の2回を受講する必要があります
・防災士、消防職員(退職者も可)、消防団員(班長以上で退団者含む)は、一部科目が免除となり、下記の講習のみを受講
防災士➡A講習10月1日「防災リーダーの役割について」
消防職員、消防団員➡B講習10月22・23日「避難所の運営について」、10月29・30日「救命講習」
・当日は、活動しやすい服装でご参加ください
・FAXによる申込は、希望講習、自治会名、住所、氏名、電話番号を明記してください
申込み・問合せ:防災企画課
【電話】055-237-5331【FAX】055-237-9911
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