■甲府市民は血糖値の高い人が多い?
~11月14日は「世界糖尿病デー」~
毎年11月14日(木)は「世界糖尿病デー」、また、日本では、今年は11月11日(月)~17日(日)が「全国糖尿病週間」です。この機会に、「高血糖や糖尿病予防」についての知識を深めてみませんか。
◇データから見る甲府市民の血糖値は…?
甲府市の国民健康保険加入者の健診の結果によると、全国や県と比べ、血糖値が高めの方が多く見られます。40代で約4割、50代で5割以上、また、それ以下の若い世代にも見られ、国民健康保険の医療費データでも、糖尿病や糖尿病を原因とした腎不全の割合が高くなっています。
◇高血糖や糖尿病予防に役立つ教室に参加しよう!
血糖値が高くても、初期には自覚症状はありませんが、静かに全身の血管に影響し、心疾患や脳血管疾患などの病気や、糖尿病になると網膜症・腎症・神経障がいなどの重大な合併症を引き起こします。
高血糖や糖尿病の予防で最も重要なポイントは、食事と運動です。市では、予防に役立つ教室などを実施しています。
◆教室・相談などはこちら
※申込は電話で。詳しくはお問い合わせください
◇こつを学んでうんどう続けてふやせ健康貯金!運動教室
対象:持病や運動制限がない74歳以下の方
日時:11月28日(木)午前10時~11時30分
会場・定員:保健センタープレイルーム・15人
◇糖尿病予防教室
対象:74歳以下で血糖値が高いまたは気になっており、糖尿病の診断や治療を受けていない方
日時:11月14日(木)午前10時~11時30分(次回は12月3日(火))
会場・定員:保健センタープレイルーム・15人
◇糖尿病リスクチェック
指先からの微量の採血で過去1~2か月の血糖の状態を確認します。
対象:次の全てに当てはまる方
(1)糖尿病や血糖値に関心のある18~65歳
(2)糖尿病の治療中や経過観察中ではない
(3)出血性疾患の治療や抗血栓薬の内服をしていない
(4)自分で血液採取ができる
日時:11月17日(日)午前9時30分~正午
会場・定員:健康支援センター2号館2階大会議室・20人
申込み・問合せ:地域保健課
【電話】055-237-2505
■11月9日(土)~11月15日(金)は「山梨禁煙週間」
禁煙や受動喫煙防止などの普及啓発を行っています。
◇禁煙相談
禁煙行動や習慣、ニコチン依存度を確認し、禁煙の準備や、その方に合った禁煙方法の提案などを行います。禁煙中の相談もできます。
対象:市内在住・在勤で禁煙希望の方
日時:平日に随時受付
会場:健康支援センター
申込み:平日午前8時30分~午後5時15分に電話で
◇受動喫煙対策にご協力ください
・飲食店など施設内は原則禁煙
・喫煙可能施設には入り口など標識の掲示義務があります
・喫煙専用室や喫煙可能店など喫煙エリアには、家族や従業員も含め20歳未満の方は立ち入り禁止です
申込み・問合せ:地域保健課
【電話】055-237-2505
■11月20日(水)は「世界COPD(慢性閉塞性肺疾患)デー」
COPDは、肺の生活習慣病ともいわれ、2022年の死亡者数は約1万7,000人。全国の患者数は530万人以上と推計されていますが、診断されているのは36万人で、多くが適切な医療につながっていません。市民アンケートでも、約7割が「知らない」と回答し、知っている人が少ない病気です。
初期は無症状ですが、ゆっくり進行し、元通りには治りません。また、全身性炎症、心・血管疾患、骨粗しょう症、糖尿病を併発するなど全身に影響します。主な原因は喫煙で、症状は「階段の昇り降りで息切れ」「せきやたんが続く」「呼吸時にゼーゼー・ヒューヒューする」などです。
症状のある方は早めに呼吸器専門医に相談を!
早期発見が重要です。
問合せ:地域保健課
【電話】055-237-2505
<この記事についてアンケートにご協力ください。>