■昨年度、熱中症で救急車で運ばれた人は56人!
暑い夏がやってきました。昨年度、市内で熱中症の症状で救急車で運ばれた人は56人もいて、そのうち高齢者(65歳以上)は35人、発症場所は屋内、屋外共に28人でした。熱中症は室内や夜間でもなり、若い人もなります。他人事とは思わずに、自分のこととして考え、近所の人にも声掛けなどを行い、笛吹市一丸となってこの夏を乗り越えましょう!
この夏の暑さを乗りきるため、熱中症にならないために保健師の渡邉保健師と、救急隊の大塚隊長・山本隊員・大塚隊員が熱中症の予防方法をお伝えします!
1 暑さに負けない6つの秘訣!!
こまめに水分・塩分補給!
まずは水分と塩分補給!のどが渇いていなくても、室内にいても定期的に水分・塩分をとりましょう!寝る前やお風呂の前後、起床後にもコップ1杯の水を飲もう!!
2 暑さに負けない6つの秘訣!!
エアコンの効いた施設を利用しよう!
もったいないからとエアコンの使用を控えることはせず、風向きなどを調節して使用しましょう!実際に屋内で熱中症で救急搬送される人の多くはエアコンや扇風機などを使用していません。
市内の公共施設(図書館など)やクーリングシェルター(7月1日~ウエルシア様と締結予定)を活用して涼しいところで過ごしましょう。(クーリングシェルターとは、市が指定した冷房施設を持っていて誰でも休憩できる場所のこと)
3 暑さに負けない6つの秘訣!!
体力をつけよう!
体力をつけ、汗をかきやすくすることで熱中症になりにくい体になります。そのために日頃から自分に合った強度の運動をしましょう。夏場の運動は比較的涼しい早朝などがおすすめです!
※暑い時間帯や、35℃以上の時の運動は控えましょう。
4 暑さに負けない6つの秘訣!!
簡易冷却グッズの活用や服装で調整を!
日傘と帽子を併用したり、冷やしたタオル、ネッククーラーなどを使用するのは効果的です。また服装は麻や綿を使用した通気性のいい服や、吸水性や速乾性に優れた素材の服を着ましょう。
5 暑さに負けない6つの秘訣!!
快適な睡眠環境の確保!
室温28℃以下湿度60%以下の部屋作りが大切だと言われています。特に熱帯夜(夜間の最低気温25度以上)の時にはエアコンや扇風機をタイマー設定ではなく、連続使用+直接体に風が当たらないようにしましょう。また、通気性や吸水性の良い寝具、パジャマを使用しましょう。夜間の熱中症を防ぐために、枕元に水などを置いていつでも水分補給ができるようにしておきましょう。
6 暑さに負けない6つの秘訣!!
バランスのいい食事をとろう!
暑いと食欲が出ずに冷たい麺類ばかり食べたくなりますが、主食(糖質)、主菜(タンパク質、脂質)、副菜(ビタミン、ミネラル)をそろえ、朝から1日3食しっかり食べましょう!また汗をかいて失われた塩分を補うために塩や醤油を適量で使用しましょう。(過度な使用は違う病気にかかります!)食事バランスランチョンマットを健康づくり課で配布しています。
■もしも具合が悪くなったら…これが熱中症の症状です!
・足がつったりするのは熱中症の初期症状かもしれません。水分や塩分をとって休憩しましょう。
・頭が痛い、吐き気がする。すぐに運動、作業をやめて涼しい場所で横になり、脇や首など太い血管が通っているところを冷やしましょう!
・意識がもうろうとする・吐いた・自分で水分が取れないときなどの症状があるときはすぐに救急車(電話119)を呼んでください!
救急車を呼ぶか迷う場合は#7119に連絡をお願いします。医師や看護師に電話で相談できます。
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