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自治体の皆さまへ

「胃がん」について知っていますか?

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山梨県西桂町

胃がんは、20歳代の若年層にもみられますが、主に40歳代から増加しはじめ、60歳代がピークです。国内における胃がん患者数は、がん全体で最多です。医療が発達した今日でも、胃がんで亡くなる患者さんは依然として多く、死亡数は男性の2位、女性の5位に位置しています。
早期の胃がんでは、特徴的な症状はなく、上腹部の痛み、胃の膨満感、胸焼け、げっぷ、吐き気などがみられることがあります。患部からの出血による吐血や下血がみられることもあります。はじめのうちは空腹時や食後にあらわれることか多く、しだいに慢性的におこるようになります。しかし、胃がんに特徴的な症状というわけではないので、胃炎や胃潰瘍と思いこんでしまうことが多いようです。
がんは遺伝も危険因子となりますが、遺伝するがんは全体の5%~10%にすぎません。日頃の生活習慣が健康を左右します。栄養バランスに気を付け、運動をし、タバコも吸わず飲酒も行わない方はがんのリスクは減少します。しかし、リスクはゼロではありません。
ですから、生活習慣の改善+「がん検診」の2段構えが大切です。

■早期発見・治療が完治へのカギ
胃がんは不治の病ではありません。初期の段階で発見できた場合、外科的手術による胃の切除を行わず、内視鏡カメラによる治療で根治が得られることも多いです。
発見が早ければ早いほど、体への負担も少なく、完治の確率は高くなります!

■胃がん検診を受けましょう
がん検診は、症状がない健康なみなさんが対象です。健康な人(症状がない人)では、もしもがんがあっても、症状が出る前のがん、つまり早期がんであることがほとんどなのです。早期がんのうちに治療を行うことで、がんによる死亡を防ぐだけでなく、完治を目指せます。
しかし、がんが1回の検診で発見される可能性は100%ではありません。そのため、1年に1度の受診が大切です。
また、胃の痛みや不快感などの自覚症状がすでにある場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

胃がん検診の検査方法:胃部X線検査(バリウム検査)
バリウム(造影剤)を飲んで発泡剤(炭酸)で胃を膨らませ、X線(レントゲン)を連続的に照射しながら撮影する検査です。食道、胃、十二指腸の病変をチェックします。

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