文字サイズ
自治体の皆さまへ

一般質問-3月定例会-(2)

15/31

岐阜県七宗町

■質問 指定ごみ袋価格改定について
堀部勝広 議員
七宗町で生活していく上で、指定ごみ袋の購入は免れないことですが、その価格を下げることは可能ですか。
ごみ袋の価格は各市町村様々で、可燃ごみ大の袋で可茂管内の価格比較をしてみると、10枚300円から1,000円と開きがあり、七宗町は700円で中位にあります。しかし、可茂衛生施設利用組合の施設を共同で利用、運営しているため、各市町村施設利用に関しては同条件と考えられます。このため、ごみの出し方や袋の発注方法等の改善をすれば、価格を改定する余地はあるのではないでしょうか。
価格を下げると、改善の度合いによっては、町の財政負担は少し増えますが、全世帯に行き届く施策であり、物価の上昇が今後も続くと予想される中、住民の負担軽減策として有効な施策と考えますが、指定ごみ袋の価格見直しは可能かどうかお答え願います。

◇答弁
水道環境課長 石黒義仁
ごみ処理につきましては、2市2郡で構成されている可茂衛生施設利用組合にて処理しております。令和4年度では、ごみ袋1枚当たり425円の処理費がかかっておりその内ゴミ袋製作費は15円です。ゴミ処理に係る費用は、可茂衛生施設利用組合負担金・ごみ袋製作費・ごみ袋取扱手数料・収集運搬費の合計額で3,048万3,685円です。町民から頂いた手数料は590万5,500円となっています。ごみ袋の価格につきましては、過去に価格改定も行っており、平成8年4月より35円を50円、平成19年4月より50円を70円と値上げし現在に至っております。その間に小袋40円を追加しており、平成25年4月にはその他プラスチック袋、令和4年4月には特定ごみシールを新しく追加しております。
管内市町村の可燃・不燃ごみ袋の価格状況は、本町ごみ袋1枚当たり70円で、美濃加茂市・富加町30円、可児市31円、坂祝町40円、川辺町50円、御嵩町70円、八百津町・東白川村80円、白川町100円となっております。
令和4年度ごみ袋販売実績より、ごみ袋の価格を見直した場合、1袋70円を60円にした場合、950,100円、50円にした場合1,900,200円の町費負担の増額となります。
将来、可茂衛生施設利用組合の処理場施設改修や建設にかかる負担金などからの費用増加やごみ袋を安価にすることによりごみの増加にもつながることも懸念されるほか、過去のごみ処分費の高騰、搬出量も考慮し1袋の価格を高くした経緯を考えますと、価格の決定につきましては、慎重に検討していければと考えております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

[質問者の所見]
ごみ袋に広告を掲載し、その広告料でごみ袋の価格を下げる検討を提案します。

■質問 森林環境整備促進について
堀部勝広 議員
七宗町は、周囲を山々に囲まれ、約91%の面積を森林が占める自然豊かな町です。森林は、水源の灌水や地球温暖化防止、林産物の供給など多面的機能を有しており、住民生活及び経済に大きく貢献するものと思います。
しかしながら、実情は、所有する山の境も分からず、手入れの仕方も分からなければ、足を運ぶこともほとんどない所有者が多く、森林整備は行き届かず、負の財産と化しているところが多いと思われます。
そこで質問です。
森林整備を進め、山々を持続的に価値あるものにし、七宗町の特色である森林を生かした希望に満ちたビジョンは明確でしょうか。そして、そこに向かっていくための具体的なプランはありますか。
私の考えているプランを聞いてください。
町有林や私有林で森林整備をするフィールドを募集します。応募があったフィールドと、森林の環境整備により社会貢献を考えている企業、従業員の福利厚生につなげようとしている企業、そして間伐材の利用を考えている企業に、ホームページなどを利用し案内し、両者の橋渡しに取り組み、企業、団体の資金援助と補助金を使って森林整備を行い、創出される二酸化炭素削減をクレジット化し、協定を結んでいただいた企業に還元します。そして、森林整備は地元業者に委託することで、雇用に結びつけます。
このような事業を創設すれば、森林が多いことこそが七宗の魅力と言えるまちづくりが可能になると思います。このプランはいかがでしょうか、お答え願います。

◇答弁
参事兼ふるさと振興課長 林佳成
豊かな緑と清らかな水に恵まれ、四季折々に美しい自然の表情が楽しめるまちとして売り出している七宗町ではありますが、ご質問にありますように、森林整備が行き届かず、かつては財産と言われた山も、今ではその価値を失ってしまいました。
そんな中、再び蘇らせ、持続的に価値があるものにするため、私有林の一部では、林業事業体を通じ経営計画を立て、森林の整備を行っているところでございますが、ご質問にもあります森林整備に対する明確なビジョンはないのが現状でございます。
今後は、山林所有者に対する意向調査などを着実に進め、森林整備の具体的なプランの作成に努めて参りたいと考えております。
また、ご提案の企業の社会貢献や従業員の福利厚生を兼ねた森林整備、俗に言う企業の森については現在、一つの企業様と調整を行っているところでありますが、近隣市町村では多くの企業が参画し森林整備を行っており、整備作業に訪れた方がその地域で買い物や飲食などをすることで、よい経済効果をもたらしているところもあると伺っておりますし、その森林整備活動が環境問題に沿った取り組みともなれば、企業様にとっても有意なことになると考えます。
また、具体的な話になりましたら逐次ご報告申し上げたいと思いますが、今後も多くの企業様に参画していただけるような取り組みをして参りたいと考えますので、ご理解いただきますようお願いを申し上げます。

[質問者の所見]
多くの企業とつながりを持つことは、他の面でも多くのチャンスに結びつく可能性があると考えています。
ぜひ契約が進むことを期待します。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU