令和6年もスタートして半月ほど経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか。今年は年始早々「令和6年能登半島地震」が発生したこともあり、地震に対する危機感が高まっていることと思います。そこで今回のシリーズ防災安全では、地震に対する備えについてお話しします。
日本は地震大国と言われており、全国各地で地震の被害に見舞われています。「令和6年能登半島地震」では、八百津町は幸いにも震度2の揺れであり、特に被害は確認されていません。しかし、いつ発生してもおかしくないといわれている「南海トラフ地震」が発生した場合、地震の規模にもよりますが、このあたりでも「最大震度6弱以上」を記録する可能性があるといわれています。気象庁のホームページによると、震度6弱の揺れの場合、
・立っていることが困難になる
・固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある
・ドアが開かなくなることがある
・壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある
・耐震性の低い木造建築は、瓦が落下したり建物が傾いたりすること、倒れることがある
といわれています。少し前のことになりますが、同じ1月に発生した阪神淡路大震災でも、転倒した家具の下敷きになって多くの方が亡くなりました。
みなさまのご家庭はどうでしょうか?まだ対策されていない方は今すぐにでも対策するようにしましょう。対策としては、壁と家具とを固定するL字型金具が最も想像しやすいと思いますが、それ以外にも、下に敷くマット式のものや、突っ張り棒を使用するもの、粘着シートを使用するものなど多くの種類があります。家具の種類や部屋の構造によって向き不向きがありますので、この機会に一度調べてみてください。
また、家具を置く場所にも注意が必要です。寝室や扉付近に置いてはいけないということはなんとなく想像できると思いますが、玄関までの通路はどうでしょうか。家具が倒れてその通路が塞がれると、避難することができなくなる可能性があります。家具の固定対策だけでなく、設置場所についても確認するようにしましょう。
地震の際に大事なこととして、「シェイクアウト訓練」についても、以前のシリーズ防災安全にてご紹介しましたが、みなさまは覚えていますか?
1.まず低く、2.頭を守り、3.動かない
地震が発生した際は慌てて逃げるのではなく、まずその場で姿勢を低くして頭を守り、揺れがおさまるまでその場から動かないことが大切です。地震は何の前触れもなく急に襲ってきます。いつ地震が来ても大丈夫なように、日頃からの備えをしっかりしておくようにしましょう。
問い合わせ:防災安全室
(内線2232)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>