1.はじめに
錦津小学校は、保護者のみなさまや地域の方々に見守られていることを感じながら子どもたちが生活することができる、温かい雰囲気の学校です。さまざまな活動に取り組んでいますが、今回はその一部をご紹介します。
2.PTA活動による「安心・安全」の土台作り
〔朝の登校の見守り〕
交通安全協会、八百津交番、スクールガードリーダーの方々にご指導いただき、4月に「交通安全教室」を行いました。朝の登校時には、分団長・副分団長の子が、左右をよく確認してから横断歩道を渡るなど、交通安全のために毎日がんばっています。また、地域の安全ボランティアのみなさまやPTA地区委員会を中心とした保護者の活動によって、子どもたちがいつも見守られ、安全に登下校することができています。
6月の授業参観の際には、親子登下校を行い、保護者による通学路の安全点検を実施します。実施後にはPTA地区委員会で、そのアンケートの結果を基に改善要望を話し合う予定です。
〔親子ふれあい防災教室〕
昨年度、PTA学級委員会主催で、家庭教育学級を兼ねた「親子ふれあい防災教室」を行いました。岐阜県防災課の講師の方から、災害時の行動の仕方について学び、自分たちが住んでいる地域のハザードマップを確認しました。参加した親子は、災害の可能性について知り、「災害時には何をもっていくのか」「どこへ避難するのか」など、いっしょに考えることができました。
3.地域とのつながりを感じ、安心感のある居場所としての学校づくり
〔お茶摘み会〕
錦津小学校にはお茶畑があり、毎年5月にお茶摘み会を行います。コロナ禍で中断していましたが、今年度は久しぶりに地域の方とともにお茶を摘みます。お茶畑の草刈りなどの手入れを、昨年度から地域の方にご協力いただいています。
〔八百津高校・錦津保育園との交流〕
「なかよしハイキング」として、八百津高校までの長い道のりと急な坂道を、縦割りグループ「なかよし班」の仲間で励まし合って歩きます。八百津高校のグラウンドでは、高校生といっしょに楽しく遊んで交流します。
また、錦津保育園の年長さんが錦津小に来て、1年生が作ったおもちゃでいっしょに遊んだり、5年生が保育園へ行って年長さんと遊んだりするなど、保育園との交流を行っています。保育園の子どもたちが小学校への親しみを感じ、入学を楽しみにしてもらえればと思います。
〔愛知県 篠島小学校との交流〕
愛知用水が結ぶ縁で始まった篠島小学校との交流活動は29年目を迎えました。コロナ禍を経て、昨年度からは1泊2日の日程が再開しています。6月は錦津小の5年生が篠島へ行き、海でさまざまな活動を体験します。5年生は篠島へ行くことをとても楽しみにしています。9月には八百津町に篠島の子どもたちが来ます。昨年度は、地域の方にご協力いただき、栗拾いを体験しました。
〔どんど焼き〕
1月には、どんど焼きを行います。子どもたちは自分が書いた書初めの紙を竹の枝につけ、それが燃える炎の様子を眺め、日本の伝統的行事に触れます。昨年度は、事前の準備から当日の片付けまで、地域学校協働本部のみなさまにご協力いただきました。
4.おわりに
錦津小学校には地域の方からきれいな花や手作り雑巾、門松などいろいろな物が届きます。また、お茶畑の手入れやどんど焼きの準備だけでなく、栗拾い体験など、いろいろな活動に地域の方が協力してくださいます。学校が地域の方に常に見守られていると感じ、温かい気持ちになります。見守られている安心感が子どもたちの心の安定・笑顔につながっていると感じます。これからも、保護者のみなさまや地域の方々の力をお借りしながら、子どもたちの笑顔があふれる毎日になるよう、職員で力を合わせてまいります。
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