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No.134 シリーズ 教育の窓 いどむ やりぬく 思いやる 八百津中学校

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岐阜県八百津町

1.はじめに
八百津中学校は、学校教育目標「いどむ やりぬく 思いやる」のもと、今年度は新1年生62名を迎え入れ、全校生徒195名、職員35名で日常を大切に生活しています。

2.ICTを活用した“いどむ〝学習
町からiPadが全生徒に貸与され、ICT(※情報通信技術のこと)を活用して学習を進めています。教師の話を聞くだけの授業ではなく、生徒同士の学び合いがICTを活用することで進んでいます。
例えば、体育「マット運動」の授業では、動画でオリンピック選手の動きを何度も視聴してポイントを確認し、その後お互いの様子を動画で撮り合い、手本の動きと自分の動きを比べて練習することができるようになりました。国語では、詩を創作して発表したり、漢字練習を行ったりしています。社会では、資料集だけでなく、最新のデータを各自が調べて、考察に役立てています。数学では、「ジオジブラ」というサイトを活用して画面上の図形を動かしながら法則を見付けることができるようになりました。英語では、デジタル教科書を活用し、個人のペースで何度も正しい発音を聞いたり、読んだりすることができ、個別に最適な学びを実現することができています。また、「ロイロノート・スクール」というアプリを活用することで、お互いに作ったプレゼンを確認することができ、説明し合う相手を自分自身で決めて、活動することができています。理科でも、実験結果を共有し合い、多くの情報から考察をしたり、自分たちの実験を振り返るきっかけとして活用したりするなど、主体的に学習する姿が増えています。

3.最後まで“やりぬく〝部活動
6月から7月にかけ実施される中体連に向け、どの部もひたむきに練習に取り組んでいます。今年度は吹奏楽部と剣道部に多くの入部がありました。地道な練習にも熱心に取り組んでいます。また、練習だけでなく、競技に向かう姿勢や生活態度も技術向上には必要であり、先輩やコーチへの態度、あいさつ、仲間への声かけもあたたかいものにするためがんばっています。
春季大会では女子バレー部が県大会出場を決めたり、卓球部では個人の部で優勝したり、これまで部員数が足りずに試合に出られなかった男子バスケットボール部も部員が集まり大会に出場することができたりしました。どの部も中体連に向けてこれからも練習に励んでいきます。また現在地域移行が進んでおり、土日の活動は地域クラブとして、保護者や地域の方が指導者として指導に当たっていただけるよう整備を進めています。

4.つながりを大切に“思いやる〝『生徒会活動』
生徒会目標「楽笑」(らくしょう)のもと、日常の姿を磨くことが、体育祭成功につながると考え、生徒会を中心に日常生活の質の向上にこだわっています。整えられた教室、時間通りに始まる授業、落ち着いた休み時間、日常の一つひとつが、体育祭の集中した取り組みの姿につながっています。教師がリードするのではなく、生徒会執行部や委員長が自ら目標を掲げ、「何のために」を大切に、見届け、価値付けを行っています。結団式では、仲間意識を高めるためには何をしたらいいのか、内容を工夫し、取り組みました。新1年生が安心して生活できるように考えて動くリーダーの姿は、今求められている「主体的に取り組む姿」そのものでした。
学年練習でも、生徒が中心となり練習を進め、仲間の姿を、認め、励まし、時には喝を入れ、生徒自身の手で進められる姿がとても印象的です。体育祭本番が楽しみです。

5.おわりに
「いどむ やりぬく 思いやる」の学校教育目標のもと、誰もが安心して生活し、笑顔と活力にあふれる学校を目指して学校経営を進めています。毎日、生徒の交通安全を見守ってくださる地域の方や、学校周辺の環境を整えていただいているシルバーの方など、地域の方々に支えていただけるおかげで、生徒は安心して学校生活を送ることができ、感謝しております。また、今年度は八百津中学校OBの方から、生徒にいろいろな経験を積んでほしいと30万円の寄附をいただきました(本紙20ページ参照)。有効に活用し、生徒に今求められている資質・能力を身に着けられるよう、職員一同努力していきます。

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