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可児市の歴史ロマン 金山越(かねやまご)し

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岐阜県可児市

関ケ原の戦いに際して破城された美濃金山城の資材が、木曽川の水運を活用し犬山に運ばれ、再利用されたという伝承『金山越し』。
近年はその信ぴょう性が高まりつつある歴史ロマンです。
兼山の歴史に思いをはせる歴史イベントに参加しませんか。

■犬山城は金山城移築の城!?
森氏一族が、金山(兼山)を35年間治めていましたが、慶長5年2月、金山城主森忠政が転封※1されると金山城は犬山城主石川備前守光吉に与えられました。金山城と犬山城はともに木曽川の近くに位置することや、戦略の変化から、関ケ原の戦いに際して金山城は破城※2となりました。
当時城郭に用いられていた資材は貴重なものであったため、移築の際や建築物を新設する際などにも、頻繁に活用されていました。広く東美濃を支配した森氏の豊かな経済力をもとに、大城郭となった金山城諸施設の全てが、木曽川の水運を活用し運ばれ、使われたという伝承があります。運ばれた資材は、犬山城の建築の際に再利用されたともいわれており、現在の犬山城の規模から美濃金山城の姿を思い起こすことができます。
この一連の出来事は「金山越し」と呼ばれており、犬山と兼山に記録や伝承が残され、現代に伝えられています。近年はその信ぴょう性が高まりつつある歴史ロマンです。
※1 大名の領地を他に移すこと。
※2 城を崩し廃止すること。

■瑞泉寺(ずいせんじ)門
金山越しにより移築されたと伝わる門が犬山市瑞泉寺にあります。現存する日本最古の城門といわれるほど古く、400年の時を超えてなおそびえ立つ門は、当時の金山城の規模や造りを想像させます。

■10月6日(日) 兼山の歴史に思いをはせる歴史イベント開催

▽スタンプラリーウオーキング
兼山地域で歴史文化に触れながら、「金山越し」に思いをはせるウオーキングイベントです。地域内のポイントで美濃金山城の重ね押しスタンプを押して、イラストを完成させ、美濃金山城限定缶バッジをゲットしよう。
受付時間:9時30分~11時
場所:観光交流館駐車場(旧兼山町役場跡)
※車は兼山地区センターに止めてください。
定員:300人(先着順)
参加費:無料

▽金山越し講演会「日本最古の城門と天守」
時間:14時~15時30分
場所:兼山小学校
講師:三浦正幸さん(広島大学名誉教授)
定員:200人(抽選)
受講料:無料
申込方法:往復はがき
※詳細は市HP(ホームページ)(二次元コードは本紙掲載)で確認してください。

問合せ:観光課
【電話】内2314

■YAOバス無料DAY
YAOバスは、名鉄明智駅から兼山を経由し、八百津町ファミリーセンターへ向かうコミュニティバスです。
兼山で開催するイベントなどに、YAOバスに乗ってお出かけしませんか。
期日:10月5日(土)、6日(日)
※YAOバス時刻表の二次元コードは本紙をご覧ください。

問合せ:都市計画課
【電話】内2305

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