■歯周病予防
◇影響は全身に
歯周病は自覚症状が出にくく、「サイレントキラー」とも呼ばれています。治療をせずに放置すると、歯を失うだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化、認知症、早産、糖尿病治療のインスリンの働きを悪くするなど、全身の健康も脅かします。
◇歯周病を予防するには
歯周病の原因となる歯垢(プラーク)は、細菌の塊です。歯磨きやデンタルフロス、歯間ブラシなどによるセルフケアで、ある程度除去することができますが、いくら丁寧にケアを行っても、全てを除去することはできません。
そこで大切になるのが、歯科医療機関での定期検診と、専門的なクリーニングです。歯科医師や歯科衛生士による機械的な清掃で、歯面や歯周ポケットの中に付着した歯垢などを除去することができます。
しかし、医療機関頼みで、日々のセルフケアをしないと、歯周病の進行を止めることは難しくなってしまいます。
「定期検診は、セルフケアの努力を最大限に生かすためのもの」。歯周病を予防するには、日々のセルフケアと、定期的な歯科医療機関の受診、クリーニングが大切です。
◇歯周病検診でお口のチェック
市では、指定歯科医療機関で、歯周病検診を行っています。未受診の方は、お口の状態を知るために、ぜひ受診してください。
期間:2月29日まで
対象:令和5年3月31日時点で、20歳・25歳・30歳・35歳・40歳・45歳・50歳・55歳・60歳・65歳・70歳の方
費用:300円
備考:詳細は市ウェブサイト(本紙QRコード)参照
詳細:健康管理課
【電話】058-383-1115
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