厚生労働省では、壮年期からの健康管理の大切さを知ってもらうために、スポーツの日からの1週間を「40歳からの健康週間」と定めています。この週間をきっかけに、自分の健康や生活習慣について考えてみましょう。
■働き盛りの世代に多い生活習慣病
40歳を過ぎてから、「なんとなく不調を感じる」「健康診断で引っかかることが増えた」など、健康が気になり始めた人は多いのではないでしょうか。40歳以降は、筋力や基礎代謝の低下、ホルモンバランスの乱れから、身体のトラブルが起きやすくなると言われています。また、働き盛りの40歳代は、仕事や家事で忙しくストレスがたまりやすい年齢でもあります。このような身体のトラブルと日々のストレス、不健康な生活習慣が重なると、高血圧症や糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)など様々な生活習慣病を発症するリスクが高くなります。
生活習慣病は自覚症状がない場合が多いですが、そのまま放置していると、脳梗塞や心筋梗塞など深刻な病気を引き起こすこともあります。生活習慣病の発症、重症化を予防するためには、自覚症状がないうちから、食事・運動・休養などの生活習慣を見直すことが大切です。
■生活習慣病を予防しましょう
▽食事
野菜を多めに、腹8分目を意識してバランスの良い食事を心がけましょう。夜遅くの間食や飲酒は脂肪に変わりやすいため控えましょう。
▽休養
睡眠は、健康維持の大切な要素の1つです。質の良い睡眠のためには、生活リズムを整え、心身をリラックスさせることが大切です。就寝前は、スマートフォンや照明の強い光を避け、入眠しやすい環境を整えましょう。
▽喫煙
たばこの本数を徐々に減らす「減煙」よりも、一時的にでもきっぱりとたばこを吸わない「断煙」の方が禁煙の成功率が高く、生活習慣病予防にも効果があるといわれています。思い立ったら禁煙を始めましょう。
▽運動
運動するためのまとまった時間をとることが難しい人は、階段を使う、目的地から少し遠い場所に駐車して歩く、30分に一度は立ち上がるなど、日常生活のなかで身体を動かす工夫をしてみましょう。
問合せ:福祉保健課保健係
【電話】54-2117
<この記事についてアンケートにご協力ください。>