あなたは今年、健診(検診)を受けましたか。「忙しいから受けに行く時間がない」「体調が悪くなってから病院に行くから大丈夫」と考えている人も多いと思いますが、今回は、健診(検診)を受ける2つのメリットをお伝えします。
1つ目は「さまざまな病気の早期発見・早期治療ができる」ことです。がんは種類や年代によって変わってきますが、発見できる大きさになった状態から早期がんのステージに進むまで、たった1~2年と言われています。早期のがんは、「鳥かごの中の鳥」のようなもので、比較的捕まえやすいと言えます。しかし、他の臓器まで転移したがんは、鳥が窓から飛んでいってしまった状態で、完治は難しくなります。
また、転移・再発したがんは、治療のたびに強いがん細胞が生き残り、更に治療が困難となるので、早期発見・早期治療がより重要となります。
2つ目は「自覚できない症状や忍び寄る病気を見逃さない」ことです。がんと同様に生活習慣病も自覚症状がないまま進行し、重症化(糖尿病、心疾患、高血圧性疾患、脳血管疾患など)することがあります。どちらも早期の治療、生活習慣の改善で治療することができます。まずは健診(検診)を受けて自分の健康状態を知るところから始めましょう。
市では、次の表内にある健診(検診)をはじめ、年齢によって受けられるさまざまな健診(検診)があります。対象者には6月までに「健診(検診)申込調査」をお送りしていますので、ご確認ください。
※市で受けられる健診(検診)は、本紙掲載の二次元コードでご確認いただけます
●市で受けられる主な健診(検診)
また、12月10日(日)の午前中に市保健センターで、特定健診(40~75歳で市の国民健康保険被保険者が対象)とがん検診が同時に受診できる「集団健診」を実施しますので、合わせてご検討ください。
令和5年度の受診期限は12月26日(火)までです。まだ間に合いますので、希望する人は健康課成人保健係までお問い合わせください。受けられる健診(検診)の種類をご相談いただくこともできます。
※非課税世帯・生活保護世帯の人は事前申請の後に無料で受診することができます。健診(検診)日の2週間以上前に申請してください
問合せ:健康課成人保健係
【電話】66-1365
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