■知事のあいさつ
グローバル化や情報通信技術の発展に伴い、世界が大きく変化する中、子どもたちが国際社会に目を向けるきっかけづくりとして、実践的なコミュニケーションや異文化を体感できる海外留学は非常に有効です。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大を受け、海外への留学が困難な状況が続いていました。
そうした中でも、各学校ではオンラインによる国際交流を続けており、各国で規制緩和された今、オンライン交流で培ったスキルを生かして留学にチャレンジする学生が増えつつあります。
若い皆さんが、日本人としてのアイデンティティを持ちながら異文化を理解する精神を有し、豊かな語学力・コミュニケーション能力を生かしてさまざまな分野にチャレンジするグローバル人材として羽ばたけるよう、今後もしっかりと取り組んでまいりますので、皆さんのご理解・ご協力をよろしくお願いします。
岡山県知事 伊原木隆太
【01-海外留学にチャレンジする若者を応援しています】
海外留学を経験することで、異文化を理解し、語学力を身に付けたグローバル人材としての成長が期待できます。現在、新型コロナウイルス感染症の流行が収束し、留学の機運が高まっています。令和4年度(2022年度)には姉妹校提携を締結する県立高校は19校、オンラインで交流を行った県立学校は39校となり、今年度もすでに多くの学校で盛んに交流が行われています。また、海外留学を希望する高校生を支援する「岡山の高校生留学支援金」制度や実践的な海外留学と県内企業でのインターンシップを組み合わせた「未来へトビタテ!おかやま留学応援事業」など、たくさんの若者が夢に向かって世界に羽ばたけるよう、取り組みを進めています。
より多くの学生が留学に興味・関心を持ち、夢に向かってチャレンジできるよう、取り組んでいるよ!
◇留学促進フェア OKAYAMA2023
大空幸星さんによる講演や、米国・豪州・カナダ・英国の総領事館などによるセミナー、また高校生向けイベント(留学経験者による体験発表など)のほか、海外大学などによる個別相談を行うフェアを開催。留学を身近なこととして、関心・意欲を高める情報を発信しました。
◇オンライン国際交流
ICTを活用してオンラインによる国際交流を行います。生徒が外国語や異文化に触れる機会を増やすとともに、海外留学への関心・意欲を喚起。実践的な語学力や、コミュニケーション能力を備えた人材の育成を図ります。
◇姉妹校との相互交流
海外の学校と姉妹校提携を結び、定期的な留学生の送り出し、受け入れを行います。また、相互の訪問団による対面交流やオンラインによる交流などでは、それぞれの国の文化や学校生活などについての発表やグループでの話し合いを通じて理解を深めています。
◇留学する高校生・大学生などへの支援
長期・短期留学や海外姉妹校へ留学をする高校生を対象に留学期間に応じて経費の一部を支援したり、「未来へトビタテ!おかやま留学応援事業」で留学する大学生などを対象に、企業などからの協賛金により奨学金を支給するなどの支援を行っています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>