■俳優・東ちづるさんが講演 「まぜこぜの社会」をめざして
第38回文化講演会(町文化協会主催)が2月18日、文化センターで開かれました。俳優の東ちづるさんが来町し「ワクワクで『まぜこぜの社会』をめざす!~浅く広くゆるくつながろう~」と題した講演に、訪れた約250人が熱心に耳を傾けました。
30年以上前から骨髄バンクや障がい者アートなどのボランティア活動を続ける東さん。生きづらさを抱えている人が多くいる今の日本で、アートや音楽、映像や舞台などを通じて、誰も排除しない、誰もが自分らしく生きられる「まぜこぜの社会」を目指そうと2012年10月、一般社団法人「Get in touch」を立ち上げました。
講演では、自身がボランティアを始めたきっかけや「まぜこぜの社会」実現に向けた多彩な活動を紹介。東さんは「一人ひとりが幸せになれば、社会が幸せになる。社会に役立つ人になろうではなく、人に役立つ社会をつくりましょう」と呼びかけました。
■利用者10万人を突破 デマンド交通カッピーのりあい号
デマンド交通「カッピーのりあい号」の利用者が、延べ10万人を突破し2月16日、10万人目の利用者となった山川悟美さん(神目中)へ、のりあい号を運行する株式会社エスアールティー久米南営業所から、記念品と花束が贈られました。
買い物や通院で月に5、6回利用するという山川さんは「生活になくてはならない存在で、とても助かっています」とにっこり。乗り合った人と弾む会話や寄り道で町内各地のきれいな景色が楽しめるのも、のりあい号の魅力なんだそうです。
平成28年4月に運行を開始したカッピーのりあい号。AI配車サービスの導入(令和2年1月)や運行曜日・時間帯の拡大(令和3年4月)など利便性の向上に努めるとともに、運行事業者のサービス向上努力も合わさり、利用者は年々増加傾向にあります。
■いつまでもお元気で 弓狩末子さんが満100歳
北庄の弓狩末子さんが2月1日、めでたく満100歳の誕生日を迎えられました。
大正13年生まれの弓狩さんは、2人のお子さんに恵まれました。裁縫が得意で、子どもたちの洋服や着物は、弓狩さんが仕立てていたそうです。「三食きちんと好き嫌いなく食べること」が長寿の秘訣という、元気いっぱいなおばあちゃんです。
1日には、役場保健福祉課長らが自宅を訪問し、長寿を祝福。弓狩さんは「これからも健康で暮らしていきたいね」と穏やかな表情を浮かべていました。
■笑顔の接客で地域に元気届ける 支援学校移動アンテナショップ
JR弓削駅にある誕生寺支援学校のアンテナショップ「野の花ショップ~夢ゆげ元~」の移動販売が2月14日、久米南町コミュニティセンターで開催されました。
同校高等部の生徒が、木工製品や焼き物、花の苗など作業製品の販売のほか、喫茶コーナーではコーヒーや焼き菓子などを提供。地域の皆さんも同店の開催を楽しみにしていた様子で、オープンと同時に多くの人でにぎわい、買い物を楽しんでいました。
スタッフを務めた山縣舜生さん(同校3年)は「一生懸命作った木工製品を喜んでもらえてよかった」とにっこり。明るい笑顔の接客で、地域に元気を届けていました。
■329点の力作並ぶ 児童生徒図工美術作品展
町内小中学校の児童生徒が制作した作品を展示する図工美術作品展が2月3日と4日の2日間、久米南町コミュニティセンターで開かれました。
会場には、アスリートやカメラマンなど将来の自分をイメージした紙粘土作品、彫刻刀を使い分け、味わい深く表現した版画、混色を工夫した表情豊かな自画像の水彩画など、児童生徒の感性が光る作品329点がずらり。訪れた多くの人を楽しませました。
■体育の先生はアスリート 弓削小と神目小で特別授業
スポーツの世界で活躍したアスリートが体育の先生になって授業を行う、スポーツ庁の学校訪問事業が1月29日に弓削小学校で、30日に神目小学校でそれぞれ行われました。アスリートによる特別授業に各校の5、6年生が参加し、スポーツのおもしろさやチャレンジし続けることの大切さを学びました。
弓削小学校に来校したのは、7人制ラグビー元女子日本代表選手の薮内あゆみさん。タグラグビーを通じて、チームワークやコミュニケーションの大切さを伝えました。神目小学校には、元プロ野球選手の嶋田信敏さんが来校。ウォーミングアップや走り方の指導を通じて、体を動かす楽しさを伝えました。
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