(1)あんしん見守りシール
認知症などが原因で行方不明になった高齢者などの安全を確保し、家族などの負担を軽減することを目的に「あんしん見守りシール」の運用をしています。
▽あんしん見守りシールとは
高齢者など、対象者に関する情報が登録されたQRコードを印字したシールです。対象者の衣類や杖、バッグなどの持ち物に貼って使用します。
▽どんなふうに使われるの?
〔行方不明発生時の流れ〕
(1)行方不明者を発見した人が「あんしん見守りシール」のQRコードを読み取ると、専用の伝言板につながります。
(2)同時に家族などにはQRコードが読み取られたことを知らせるメールが届きます。
(3)発見者が伝言板に発見情報などを入力します。
(4)発見者と家族などが伝言板でやり取りをし、行方不明者は、家族などの元に帰ることができます。
▽申請するには?
対象となる人:在宅で生活している人で、認知症などにより行方不明になる恐れのある人
申請できる人:上記の対象となる人を介護している家族など
登録方法:地域包括支援センター窓口に備え付けの申請書に必要事項を記入して登録
シール交付枚数:30枚
費用:無料
▽市民の皆さまへお願い
「あんしん見守りシール」を衣類や持ち物に貼った人が、道に迷っているようであれば、正面から優しく声を掛けてください。
スマートフォンなどでシールのQRコードを読み取ると、対象者に関する情報が記載されている伝言板サイトにアクセスできます。同時に、家族などへ瞬時に発見通知メールが送信されます。QRコードが読み取れない場合は井原警察署までご連絡お願いします。
なお、発見した人の個人情報などを入力する必要は一切ありません。
(2)高齢者虐待を防ぎましょう
『高齢者とその家族が安心して過ごせるように地域全体で見守りましょう』
高齢者虐待は、高齢者の「人」としての尊厳を傷つける行為です。防止のためには、地域の「気付き」がその第一歩となります。あいさつや声掛けなど、まずはできることから始めましょう。
▽このような行為は高齢者虐待に当たります
実際に高齢者のお世話をしている家族や介護職員がこのような行為をした場合は、高齢者虐待に当たることがあります。
・暴力を振るう、ベッドに縛りつけるなど動きを制限する(身体的虐待)
・放っておく、必要な医療や介護サービスの制限をする(介護・世話の放棄、放任)
・脅しや侮辱、意図的に無視をする(心理的虐待)
・本人の預貯金を勝手に使う(経済的虐待)など
▽一人で抱え込まないで相談を
介護の負担を一人で抱え込んでいませんか?介護疲れやストレスは虐待が起きる原因となります。介護の負担が軽減されるよう専門機関や相談窓口を活用しましょう。
▽虐待を見かけたら
虐待は早期に発見して、第三者が介入することで深刻な事態になることを防ぐことができます。相談者の秘密は守られますので地域包括支援センターへご相談ください。
(3)介護予防出張講座
高齢者が住み慣れた地域で安心して元気に生活できるよう、専門の講師または地域包括支援センター職員が、各地区のサロンや老人クラブなどの会場に出向き、介護予防に関する実技や講話を行います。
(例)運動、栄養、音楽、認知症予防、お口の健康など
日時:平日の9時~16時30分(おおむね1時間)
対象:市内在住の65歳以上の人で構成された団体・グループ
申込締切:実施希望日の1カ月前
申込方法:地域包括支援センターへ電話または直接申し込み
※各団体・グループにつき、年に1回の受講となります。
(4)脳の元気力チェック
「最近物忘れが増えたな…」と感じることはありませんか?
脳の元気力チェックでは、自身の物忘れの傾向を知ることができます。
認知症は、早期に発見し治療を開始することで、進行を遅らせたり、症状を緩和できる場合があります。
物忘れが気になっている人も、そうでない人も脳の元気力チェックをしてみませんか?
日時:希望する会場(自宅や地域包括支援センター窓口など)
対象:おおむね65歳以上の人や65歳以上の人で構成されたサロンなどのグループ
内容:タブレット(小型のコンピューター)を使用した質問(5分程度)や物忘れに関する相談など
申込方法:地域包括支援センターへ電話または直接申し込み
本紙P8~9の(1)~(4)に関する申込・お問い合わせ:2階、地域包括支援センター
【電話】62-9552
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