「フレイル」とは、加齢とともに運動・認知機能が低下し、心身がストレスに弱くなっている状態のことです。多くの高齢者が、フレイルを経て、要介護状態になると考えられています。フレイルは食欲低下・筋力低下などの身体面だけでなく、うつ状態などの心の問題や認知機能の低下など、多面的な問題を抱えやすくなります。
フレイルに至る原因の一つとして生活習慣病の重症化があります。生活習慣病は、食事・運動・喫煙・飲酒などの生活習慣が発症の要因となる疾患の総称です。生活習慣病である高血圧は放置すると動脈硬化が進行して血管がもろくなり、脳卒中・虚血性心疾患・慢性腎臓病などを起こしやすくなります。これらの疾患が進行していくと、要介護状態やフレイルにもつながっていきます。
生活習慣病・フレイルの予防のためには、健康的な生活(運動・休養・食事)と、早めの発見・治療が大切です。定期的に健康診断を受けるなど、日頃から自分の体調の変化に目を向け、健康管理に努めましょう。
問合せ:くらしき健康福祉プラザ介護予防事業
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