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ほのぼの家族No.316 平和をつくり出すために!

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岡山県倉敷市

真理:夏休みの自由研究を「平和」にしようと思ってお母さんと福山市にある「ホロコースト記念館」に行ってきたんだ。
母:「ホロコースト」というのは、ユダヤ人への大量虐殺でね、第二次世界大戦の頃、ナチス・ドイツが政権をとっていた時にヨーロッパで起こったのよ。
父:ユダヤ人だというだけで強制収容所に連れて行かれるなどして、600万人もの命が奪われ、そのうちの150万人が子どもだったといわれているからな。
真理:粗末な食事しかない中で強制労働をさせられたり、収容所ではシャワー室だとだまされてガス室に入れられたりして、多くの人が命を落としたんだ。
祖母:想像するだけで怖くなるわね。
真理:ガス室に残された子どもの靴や、恐怖でこわばった不安そうな子どもの顔写真なども展示されていて、残酷で心が押しつぶされそうになったんだ。
祖父:日本でも戦時中、子どもは工場で働かされたり、集団疎開させられたりしたからのぉ。
真理:その時から80年ほど経ったのに、今でも世界では終わりの見えない戦争が起きて、尊い命が奪われているなんて…。
健太:僕たちは何ができるのかな?
父:悲惨な出来事を繰り返さないためにも、普段から平和について話題にしたり、学んだりすることかな。
真理:私も、「ホロコースト」について学んだことや感じたことをまとめて、2学期になったら、みんなにも平和について考えてもらうんだ。

※ご感想などは、本庁人権推進室【電話】426-3255へ。

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