町長室からこんにちは ーシリーズ52ー

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■町の元気は高齢者から
先月4月9日は小学校の入学式、続いて10日は中学校、11日はこども園、そして最後が、18日の長寿大学でした。新入生は、小学校55名、中学校46名、こども園3歳児48名、4歳児45名、長寿大学が62名となりました。
奈義町の人口は4月1日現在で5,560人。昨年度末の5,702人から142名の減少です。これは第13戦車中隊の出雲駐屯地への移駐が影響し、3月の転出者184人中、自衛隊関係者の転出が147名となっています。
新聞では、全国の約1/3の自治体が、人口滅少により存続が危うい水準と認識を持っているとの報道です。これはアンケートに基づくもので、全国の自治体の75.6%が回答しましたが、高齢者人口がピークを迎える2040年問題で教育、子育て支援そして医療介護等、社会保障の課題を克服するための調査です。
社会保障の持続可能性のカギは、住民の健康寿命の延伸、労働者不足への外国人材受け入れに住民の理解と協力が必要との調査結果です。
奈義町の高齢者人口は4月1日現在2,004人、高齢化率36.0%、介護認定率は19.0%となり、咋年度よりも高齢者人口は減りましたが高齢化率と介護認定率は上昇しました。奈義町では、「子育て支援は最大の高齢者福祉」を合言葉に、町の持続的発展のために人口維持に取り組んでいます。同時に、現状に合わせ高齢者福祉の向上を常に図っています。
令和6年度は、高齢者健康づくり支援金として月額1,000円の支給を開始しました。それぞれの生活習慣に合わせた健康づくりを行い、健康寿命の維持・延伸に役立てていただきたいと考えています。また、介護保険料の基準額を700円引き下げ6,000円とし、帯状疱疹のワクチン接種補助や補聴器補助も行っていますのでご活用ください。健康づくりに個人でのウォーキングやグループでの百歳体操など取り組みましょう。