文字サイズ
自治体の皆さまへ

[診療一口メモ]健康ちょっといい話

44/48

岡山県岡山市 クリエイティブ・コモンズ

◆近視治療のお話
岡山市医師会

日本人の約7割に近視があります。
この近視は、目が前後に長くなる軸性近視といわれるものが大部分をしめます。学童期から成人になるまでに近視が進行します。
本来、眼球はピンポンボールのように球状です。しかし近視の目はラグビーボールのように長丸に変形します。
近視の目は網膜剝離、白内障、緑内障の危険性が高まりますので、近視にならないよう、進行しないよう努力したいものです。
近視の治療には内科的治療と外科的治療があります。内科的治療とは目に侵襲を加えない治療で、メガネ・コンタクトレンズが多く使用されています。最近では近視を進行させないよう、オルソケラトロジーや低濃度アトロピン点眼が、注目されており、この2つは寝ている間に治療するものです。また遠方を見たり、日光にあたり、戸外で遊ぶのも良いでしょう。
外科的治療とは目にメスを入れて積極的に近視を治す手立てです。レーシックや眼内コンタクトレンズ(ICL手術)が代表的なものです。どちらも適応を間違わなければ安全な手術になってきました。
半世紀前には考えられない近視治療が開発され、今は多くの人が享受できる良い時代になりました。喜ばしいことです。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU