■どんな病気?
子宮頸がんは子宮の入り口付近に発生する「がん」です。ほとんど自覚症状がなく、症状が出た時には、かなり進行していることもあります。20代・30代の若い世代で急増しています。
▽症状
・月経に関係ない出血がある。
・茶色のおりものが増える、悪臭を伴う。
・下腹部や腰が痛む。など
▽原因
主な原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染です。HPVはとてもありふれたウイルスで、性交渉の経験が一度でもあれば、誰でも感染する可能性があります。HPVに感染しても、多くの場合は自然に消えますが、一部は数年から数十年かけて、子宮頸がんになってしまうことがあります。
■予防法は?
ワクチン(一次予防)と検診(二次予防)で予防することができます。
一次予防:HPVワクチン感染そのものを防ぐ
二次予防:子宮頸がん検診がんの芽を早期発見・治療
■一次予防「HPVワクチン」の接種
対象者:
・小学校6年生から高校1年生相当の女子
・平成9年度から平成19年度生まれまでの女性のうち、過去にHPVワクチンの接種を終えられていない方(令和7年3月までの特例措置)
無料で接種ができます。夏休み期間中は、対象者が接種する時間的に余裕が生まれやすい時期です。この機会にご検討されてはいかがでしょうか。
※要予約となります。
また、20歳を過ぎたら、1~2年に1回子宮頸がん検診を受診しましょう。子宮頸がんは予防できるがんです。症状に当てはまる気がする、など不安に思っている方がおられましたら、西粟倉村診療所にご相談ください。専門の医療機関へ連携も可能です。
問合せ:西粟倉村診療所
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