■研究者と地域の交流を深めて三陸の海の魅力を再発見!
大槌町に拠点を構え、海洋の研究をしている東京大学大気海洋研究所大槌沿岸センター。東日本大震災津波の被害を受けて移転したセンターの跡地に、研究展示室「おおつち海の勉強室」を2021年に開設しました。
ここは、三陸の海の生物や環境などを学べる場であり、研究者と地域の交流の場。センターの研究成果を地域の人々に発信しながら、地元の海について共に考える拠点を目指しています。
勉強室では三陸の海の生物たちを水槽に入れて紹介しているほか、写真や動画が見られるタッチパネル式の生き物図鑑も。期間ごとに変わるメイン展示では、テーマに沿った生物標本などが並べられ、多様な角度から三陸の海を学ぶことができます。
「地元の人にとっては当たり前の海ですが、見方を変えると面白い発見がいろいろあります。そうした気づきを与え、子どもたちの探究心を伸ばしてあげたい」と話すのは、大土直哉(おおつちなおや)助教。こうした想いから研究者たちは、出前授業を行ったり、地元の高校生と海洋生物の調査活動なども行っています。三陸の海の魅力を、地域へ、そして子どもたちへ。研究者と地域の交流から、海への興味・関心が育っています。
写真が2枚あります。
1枚目:「おおつち海の勉強室」を運営している東京大学大気海洋研究所大槌沿岸センターの皆さん。右から3人目は大土直哉助教。水色の壁に様々な魚や亀、うみ鳥が描かれた建物の間に6人の男性が笑顔で並んでいます。
2枚目:施設内の中央にあるオサガメの子のはく製は、子どもたちに大人気。夏休みには、海のことを楽しく学べるイベントも開催。いろいろな展示物がある館内の様子です。中央に大きくオサガメの子のはく製が展示されています。
写真終わり。
※写真は本紙またはPDF版をご覧ください。
地図があります。
国道45号線の南側の大槌町役場、大槌駅から海沿いに東へ進んだところにおおつち海の勉強室があります。おおつち海の勉強室の北側すぐのところには東京大学大気海洋研究所大槌沿岸センターがあり、さらに南側の海にはひょうたん島(蓬莱島)があります。
地図終わり。
※地図は本紙またはPDF版をご覧ください。
お問い合わせ先:おおつち海の勉強室
■震災の教訓を忘れない! ラグビーのまちから、震災の記憶と防災の知恵を発信!
2019年9月25日、「ラグビーのまち」として知られる釜石市の『釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム』で「ラグビーワールドカップ2019ティーエム日本大会」の試合が開催されました。スタジアムがある場所は、震災で被害を受けた釜石東中学校・鵜住居小学校の跡地。震災の際、子どもたちが手を取り合って迅速に避難し、学校の管理下にあった子どもたち全員が難を逃れたことが世界中に広く紹介されました。ラグビーを通して子どもたちに夢や希望を与えながら、復興のシンボルとして、次世代に震災の記憶と防災の知恵を伝えています。
写真があります。(写真提供・釜石市)
大きな屋根幕のメインスタンドです。中央に青いシートがあり両側には木製のシートが設置されています。グランドには緑の天然芝がはられています。
写真終わり。
※写真は本紙またはPDF版をご覧ください。
釜石鵜住居復興スタジアムホームページはこちらの[二次元コード]があります。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧ください。
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