Sustainable(サステナブル) Development(ディヴェロップメント) Goals(ゴールズ)(持続可能な開発目標)
■一関市のSDGs
「誰一人取り残さない」という理念のもと、性別、人種、年齢、障がいの有無や国籍などを問わず、誰もが居場所と役割を持ち、活躍できる持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。
◆SDGs×林業振興
市は、「地元の森林を活かす一関市林業振興条例」に基づき、令和4年度に「林業振興の推進に関する基本指針」を定めました。自然環境を維持しながら、森林資源の多様な利用を進めて持続的な森林経営を実現し、伐採後の造林、保育の循環を構築することで森林が持つ多面的機能の発揮を目指しています。
林業は、さまざまな角度からSDGsに貢献できる可能性を秘めた注目すべき分野です。
◇林業と木材の活用
林業は、木を育て、森をつくり、育った木を伐採・加工・販売する産業です。素材生産業者によって伐採された木は、丸太として販売され、製材業者が建築用材などに加工。工務店が住宅などを建築するほか、チップボイラなどの燃料、まきや木炭になります。
このように、一本の木がさまざまな形でたくさん使われることで、森林所有者が収入を得て、再び山に苗木を植え、木を育て、森をつくるという持続的なサイクルが生まれます。
◇森林の価値
・環境保全効果
適正に管理された森林は、水資源の確保、山地災害の防止や生物の多様性の保全などの役割を果たします。
・炭素貯蔵効果
森林は、太陽の光エネルギーを利用して大気中の二酸化炭素を吸収し、幹や枝などに大量の炭素として蓄えます。生産される木材を建築物や家具に利用することで、森林と同じように炭素を長期間にわたって貯蔵できます。
・省エネ効果
木材は、鉄などに比べ、製造や加工のエネルギーが少なく、二酸化炭素の排出量を抑えることができます。
・化石燃料代替効果
木材を燃料とした場合、化石燃料を使用するよりも二酸化炭素の排出が抑えられます。
◇一関市産の木材を使おう!一関市の森林に触れよう!
本市の総面積の約62%は森林で、豊富な資源があります。その資源を市内で活用することで、市内の林業の活性化、森林の適正な管理、エネルギーの地産地消、地域内経済循環や脱炭素社会の実現などにつながります。
〔市の支援事業をピックアップ〕
「一関市の木を使って自宅を建てよう!」
市の支援:木材利用促進事業費補助金
「薪(まき)ストーブで、市のまきを使おう!」
市の支援:薪ストーブ設置費補助金
「森林・林業体験に参加しよう!」
市の支援:森林・林業体験促進事業
*詳細は、林政推進課へ確認してください
問合せ:本庁政策企画課
【電話】21-8641
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