◆住民らが参加し、文化財防火訓練~バケツリレーや放水などの手順を確認
市文化財防火訓練は1月28日、千厩の地蔵院で行われ、住民、消防団員らがバケツリレーや放水訓練などを通じて地域の財産を火災から守る手順を確認しました。
訓練は、「文化財防火デー」(1月26日)に合わせ、市と市教委、市消防本部が市内8地域で実施しました。千厩地域では、天ヶ森自治会自主防災会、千厩町婦人消防協力隊などから約120人が参加し、119番通報や延焼防止のバケツリレー、放水訓練などをてきぱきと繰り広げました。
同院の大塲浩俊(おおばこうしゅん)住職(68)は「文化財などを地域で守っていく意識を高めていきたい」と気を引き締めました。
◆金沢保育園で節分の豆まき~園児が元気いっぱいに鬼退治
花泉の認定こども園金沢保育園で2月2日、節分にちなんだ豆まき行事が行われ、手作りのお面を着けた園児たちが元気いっぱい鬼退治をしました。
0~5歳児の各クラスに分かれて実施。園児たちは、邪気を払い健康を祈りながら、豆の代わりに丸めた新聞紙を保育士が扮(ふん)する鬼を目掛けて「鬼は外、福は内」と声を上げ、投げました。中には泣き出して逃げ回る園児もいれば、勇敢に立ち向かう園児もいて大いに盛り上がりました。
佐々木姫歩(きほ)ちゃん(5)は「鬼は少し怖かったけれど、楽しかった」と笑顔を見せました。
◆東山で元祖ほらふき大会~夢、笑いで会場が大盛り上がり
第28回元祖ほらふき大会(田河津市民センター、田河津振興会主催)は1月28日、東山の同センターで開かれ、ほら自慢が夢と希望の詰まったほら話を披露しました。
地域活性化を目的とした行事で、コロナ禍での中止を挟んで4年ぶりの開催。市内と宮城県登米市から参加した8人が夢のある話や風刺を利かせた話などを巧みな話術で繰り広げたほか、特別ゲストとして登場した岩手大学落語研究会の笑話施亭二浪(わらわせていじろう)さんが古典落語を上演しました。
初参加の尾形和枝(かずえ)さん(75)は「しゃべるのが好きなので、わくわくが止まらなかった」と楽しんでいました。
◆天下の奇祭 大東大原水かけ祭り~4年ぶりの通常開催で裸男に清め水
一関市・大東大原水かけ祭り(同保存会主催)は2月11日、大東の大原商店街などで行われ、参加した裸男208人が清め水を浴びながら通りを疾走しました。
360年以上の歴史がある「天下の奇祭」は、コロナ禍でここ数年は神事のみを行っていたため、通常開催は4年ぶり。白木綿の腹巻きにわらじ姿の裸男たちは、合図とともに勢いよく走り出し、観客がおけでかける清め水を浴び、防火と無病息災を祈願しました。
同保存会の金野幸冨(こうふ)会長(77)は「心配もあったが本格開催が無事に終わってほっとした」と話しました。
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