■きらり人輝く
料理とスイーツが大好きな夫婦が出迎えるアットホームなカフェ
▼居場所になるカフェに
アンバーホールから店舗を移し、4月24日にカフェLilyをオープンした藤井さん夫婦。久慈に移住し店舗を構えた2人に、おすすめのメニューや目標などを伺いました。
▽久慈に移住したきっかけ
調理科のある高等学校に通い、調理師免許を取得。スイーツを仕事にすることと店舗を構えることを目標に、情報収集をしていました。YMANECO COFFEE LABの田端涼介さんが運営していたキッチンカーがSNSで目に留まり、連絡をとったことが移住のきっかけです。久慈に通いながらお菓子作りとキッチンカーでの販売をさせていただき、アンバーホールへの出店を機に移住を決めました。
▽カフェのおすすめメニュー
それぞれが得意な洋食とスイーツを提供しています。おすすめはナポリタンとガトーショコラで、両方味わえるセットでも提供。祝いやバースデー用のオーダーケーキも承ります。キャラクターやメッセージは、心を込めて手書きで仕上げますので、ぜひ利用ください。
▽どんなお店にしていきたいか
アットホームでみんなの居場所になる店にしていきたいです。店内にはソファ席も設置。学生や若い人も気軽に立ち寄り、ゆっくりと過ごせる場所にしていきます。
私たちはうつ病や不登校をそれぞれ経験しています。悩みを抱える人が、気持ちをこぼしに来ることができる場所にもしていきたいです。
▽久慈の皆さんへ
夢をかなえることができた久慈で、長く愛される店にするのが目標です。イベントへの参加などを通して、地域を盛り上げていきます。気軽に立ち寄りください。
Name:
藤井 陽日(ふじい・ひなた)さん(写真左 北上市出身・21歳)
藤井 璃七(ふじい・りな)さん(写真右 岩手町出身・21歳)
※写真は本紙をご覧ください。
Profile:Lily 代表(璃七さん)、副代表(陽日さん)
営業時間…11時~19時
住所…中央4丁目31-1 パティオビル1階
■集まれ!元気の輪
▼パラダイスクラブ
パラダイスクラブは、小学生26人で活動しているサッカーやフットサルを楽しむサークルです。
屋外ではサッカー、室内ではフットサルに取り組みます。コーチの指導のもと、パスやドリブル、シュートなどの基礎的なプレーや試合形式で練習。体力や技術の向上に励んでいます。メンバーは、市内の小学校に通う児童が参加。学年や性別、経験に関係なく、楽しくボールを追いかけています。
興味がある小学生は、誰でも歓迎します。私たちと一緒に、サッカーを楽しんでみませんか。
代表:永瀨 康知さん
活動場所:久慈市民体育館、久慈総合防災公園
活動日:毎週水曜日18時~20時、土曜日9時30分~12時
問合せ:生涯学習課
【電話】52-2156
■My life in Kuji
市内の小・中学校で英語を教えているALT(外国語指導助手)の皆さんが、久慈で生活していて感じたことなどを紹介するコーナーです
▼竜巻を知っていますか?
皆さんは、竜巻を見たことがありますか?竜巻は冷たい空気と暖かい空気がぶつかり合うことによって発生し、短いときで10分、長いときは1時間以上も続きます。その強さで車を吹き飛ばし、建物を破壊し、地面をも削り取っていきます。アメリカ全体では毎年1,000個前後の竜巻が発生。私の出身地のアメリカ中西部では、6月は竜巻が発生しやすい最も危険な月です。
アメリカ中西部では、竜巻が来ることを知らせるためにサイレンが鳴らされます。竜巻が近づいている兆候は、緑色で荒れ模様の空と、汽車が走り出すときのような音です。兆候が1つでも見えたら、窓から離れ、地下室などの安全な場所に避難する必要があります。雨や夜の暗さに隠れて、姿が確認しづらい竜巻が最も危険です。
竜巻を除けばアメリカ中西部は、地震や津波、台風、火山の噴火などの自然災害の心配はないので、比較的安全な場所と言えるのかもしれません。
エマ・ブランチェットさん
イリノイ州・22歳/久慈湊小、小久慈小、大川目小、夏井小、平山小、久慈中、夏井中を担当
■市民センターだより
▼大川目市民センター事業紹介
▽風流山車を彩る花作り
本年も大川目市民センターと備前組の共催事業「山車を彩る花作り」が始まっています。今回は風流山車の題材に合わせて、藤の花500本を飾るために花づくりに汗を流しているところです。
備前組は手作り山車にこだわっており、町民の皆さんに協力いただきながら花や人形を着飾る衣装などさまざまな装飾品を製作。出来る限り自分たちで風流山車を仕上げ、久慈秋まつりに参加しています。
花作りの講師は、備前組の花製作班長の米内勇喜さんです。大川目市民センターで楽しく作業していますので、興味のある人は藤の花作りに参加してみませんか?毎月第4土曜日の午前9時~12時まで、集会室で行っています。参加を希望する人は、直接大川目市民センターに来館してください。小中高生や家族での参加も大歓迎です。一緒に備前組の山車を盛り上げていきましょう。
問合せ:大川目市民センター
【電話】52-7400
■協力隊つうしん
▼着任して1年が経ちました
昨年4月に着任し、あっという間に1年が経過しました。私は農業と食文化の発信を活動の軸としています。
農業では、山根町で畑を整備し、自然環境に寄り添って虫や雑草を味方に付ける自然農法を研究・実践しています。今年は自然農法でできた野菜を、市内飲食店への卸や委託販売などを通じて、皆さんに味わっていただくことを計画中です。ゆくゆくは、個人宅へ野菜セットの定期宅配を行うことを考えています。
食文化の発信は、みそ作り体験会を今年度の秋冬に実施予定です。体験会で使う大豆やこうじは市内の生産者から仕入れ、体験会に参加した人が自宅でも作ることが出来るようなワークショップ形式にしたいと考えています。宮古市のタイマグラという地域で学んだ、玉みそと呼ばれる昔ながらのみそを作るイベントも計画中。みそ文化の根幹とも言える玉みそ製法を、ぜひ体験しに来てください。
新村 樹さん(にいむら・たつき 28歳)
令和5年4月着任。山根町を拠点に、農業や食文化の魅力発信に取り組む。
地域おこし協力隊…移住定住促進を目的に、都市部からの移住者に対して市が委嘱。カフェを中心とした地域の活性化、新規漁業者の確保や水産物の高付加価値化への取り組み、農泊事業の実践と推進、地域資源の商品開発・販路拡大PRなどを行います。
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