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自治体の皆さまへ

カーボンニュートラルの実現を目指して

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岩手県久慈市

地球温暖化により猛暑や豪雨災害が増加しています。
深刻な被害を防ぐために、全国で脱炭素の取り組みが進められています。皆さんもできることから脱炭素に向けて取り組みませんか。

■カーボンニュートラルとは
カーボンニュートラルとは、人間の活動に由来する温室効果ガスの排出量と吸収量のつり合いが取れ、地球温暖化に影響を与えないニュートラルな状態のことを言います。温暖化による深刻な被害を避けるためには、気温の上昇を抑える努力をしなければなりません。日本では、2050年までのカーボンニュートラル実現を目標として掲げています。

■脱炭素に向けて
市は、令和元年10月に「再エネ100宣言REAction」協議会に参画。市保有施設の使用電力を、2050年までに再生可能エネルギー100パーセントにすることを目指しています。令和元年12月には、県北9市町村で2050年二酸化炭素排出量実質ゼロ宣言を行いました。令和3年3月には、温暖化対策実行計画で、2030年度の温室効果ガス排出量を2013年度比で62パーセント削減する目標を設定。達成するために、再生可能エネルギーの導入や省エネルギーの推進、二酸化炭素を吸収する森林の維持管理に取り組んでいます。

■できることから始めてみよう!
カーボンニュートラルを達成するためには、人間の活動に由来する温室効果ガスの排出量を減らしていくことが重要です。使用する燃料や電気の量を減らす「省エネルギー」、物を大切に使うことや分別してリサイクルする「省資源」に取り組みましょう。
一人一人の取り組みが、大きな力になります。普段の生活でできることから始めてみませんか。
・家電や電子機器を買い替えるときは、省エネ性能の高いものを選びましょう。
・電気のつけっぱなしに注意し、家電を使わないときは電源を切るようにしましょう。
・買い物や通院など近くへ出かける際は、徒歩や自転車、公共交通機関などを活用しましょう。

■未来の環境のためにできることを
久慈市は令和4年に環境省が指定する「脱炭素先行地域」として選ばれました。山形町を対象エリアとし、さまざまな事業を展開しています。

◆脱炭素先行地域とは
2030年度までに一般家庭や事務所などの電力消費に伴う二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指すモデル地域です。全国から約100カ所が選定され、カーボンニュートラルの実現に向けて取り組みます。市では公共施設の省エネ化や交通弱者支援に活用するEVバスの導入など、さまざまな事業を進めています。

◆森林資源の活用
樹木を伐採、加工した際に発生するバークの活用や、木質チップを燃料とする木質バイオマス熱電併給システムを福祉施設へ導入する取り組みを進めています。未利用資源の利用や木質チップの需要増加により、久慈地域で盛んな林業の振興や雇用創出を推進。二酸化炭素の吸収源である、森林の維持、管理につなげます。

◆太陽光発電の導入
再生可能エネルギーとして、太陽光発電の導入を進めています。閉校となった学校の校庭を、太陽光発電システムの導入場所に活用。太陽光発電の普及に向けては、山形町内の住宅・事業所向けに補助制度を創設しました。
太陽光発電は環境に優しいだけでなく、電気代の節約にもつながります。山形町で太陽光発電を導入した一般家庭の例では、4月の電気代が、2万円から7千円と導入前に比べ半分以下になりました。
未来の環境を守るためにも、太陽光発電を導入してみませんか。

◇脱炭素先行地域推進事業補助金
山形町内の事業者や一般住宅を対象に、太陽光発電システムと蓄電池システムの設置に要する経費を補助します。詳しくはHPを確認ください。
補助対象者:市税を滞納していない人で、次のいずれかに該当する人
(1)山形町内に所在する施設などに居住している、居住しようとしている人
(2)山形町内に事業に使用する施設など(第一次、第二次産業に関連する工場や畜舎等を除く)を有している人
補助対象経費:太陽光発電システムと蓄電池システムを合わせて設置する場合の経費(諸条件あり)
補助割合:
(1)太陽光発電システム2/3
(2)蓄電池システム3/4

問合せ:
港湾エネルギー推進課【電話】52-2369
ふるさと振興課【電話】72-2125

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