令和6年9月議会定例会において令和5年度一般会計・特別会計・公営企業会計の決算が次のとおり認定されました。
歳入決算額は、前年度決算に比べ2344万円増の52億9921万円、歳出決算額は、前年度決算に比べ4133万円減の51億4641万円となりました。
町総合計画に掲げる重点施策を中心とした各種事業を展開し、主な事業は次のページのとおりです。
町の財政状況は、国が法律で定める基準である健全化判断比率および資金不足比率を下回っており、健全な状態にあると言えますが、今後も健全な財政運営を図っていきます。
01 一般会計決算
歳入決算額 52億9,921万円
歳出決算額 51億4,641万円
■歳入
・地方交付税…一定のサービスを確保するため人口や税収に応じ国から交付されるもの
・国庫(県)支出金…町が行う事業に対する国(県)からの補助金など
・町債…町の借入金
・繰越金…前年度の余剰金が繰越されたもの
・繰入金…特別会計や基金(貯金)からの繰入金
・依存財源…国や県から交付される財源や借入金
・自主財源…町が自主的に徴収できる財源
■歳出
・物件費…賃金、旅費、委託料などの消費的な性質のある経費
・人件費…職員の給与や退職金のほか、議員の報酬など
・補助費等…各種団体に対する助成金や一部事務組合への負担金など
・公債費…町が借り入れた借金の元利償還金など
・普通建設事業費…道路や公園、学校などの公共施設の整備にかかるお金
・扶助費…児童手当や乳児や高齢者、障がい者などに対する支援に関する経費
・繰出金…特別会計や定額運用基金に繰り出すお金
・その他…維持補修費、災害復旧事業費、積立金、投資および出資金、貸付金
02 令和5年度に実施した主な事業
■道路新設改良 1億8,945千円
地域住民の暮らしを支えている道路の機能を保全するため、必要な改良・補修を行い、日常生活の利便性の向上を図りました。
■滝観洞観光センター整備 1億3,638千円
町を代表する観光地である滝観洞の受付棟を新築し、町内観光スポットのさらなる魅力向上を図りました。
■保育所運営 3,371万円
子育てしやすい環境を整えるため、町独自支援策として幼児教育・保育の無償化の該当とならない3歳児未満の第1子保育料の無償化を行いました。
■電力・ガス食料品等価格高騰緊急支援給付金 6,924万円
電気、ガスをはじめとしたエネルギーや食料品などの価格高騰による負担増を踏まえ、特に家計への影響が大きい低所得者世帯に対して給付金を支給し、生活支援をしました。
◆各費目ごとの主な支出内容
◇衛生費 3億4,442万円
・新型コロナウイルスワクチン接種 2,720万円
・保健医療介護連携体制構築 1,633万円
など
◇土木費 5億2,792万円
・町営住宅新築 5,749万円
・道路維持 7,334万円
など
◇総務費 11億3,922万円
・情報化推進 3,070万円
・仕事・学びの場創出 1,121万円
・移住支援 430万円
など
◇農林業費 3億2,705万円
・シカ等有害捕獲 1,373万円
・いわてニューファーマー支援事業交付金 975万円
など
◇消防費 2億2,210万円
・消防車両更新 1,166万円
・防災行政無線維持管理 591万円
など
◇民生費 11億2,090万円
・児童手当 3,694万円
・公共交通対策 3,023万円
など
◇商工費 2億3,401万円
・使って応援住田チケット発行 3,759万円
・起業奨励金 542万円
など
◇教育費 4億9,140万円
・スクールバス整備 1,696万円
・世田米中学校体育館等改修 1,188万円
など
03 特別会計決算
特別会計とは、特定の事業を行うため一般会計と区別して別個に処理するための会計です。各会計の決算について以下のとおりお知らせします。
■国民健康保険特別会計
歳入:7億4,222万円
歳出:6億6,340万円
歳入歳出差引額:7,882万円
■介護保険特別会計(保険事業勘定)
歳入:9億9,794万円
歳出:9億4,127万円
歳入歳出差引額:5,667万円
■後期高齢者医療特別会計
歳入:7,923万円
歳出:7,870万円
歳入歳出差引額:53万円
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