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自治体の皆さまへ

健康だより

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岩手県滝沢市

■11月8日は「いい歯の日」~考えてほしいお口の健康のこと~
▽歯科検診を受けている人は全体の5割
市の歯科検診の受診状況をみると「年に1回以上検診を受けている」という人は、46.9%と5割に満たない状況です。国の調査では、特に30歳代~40歳代の男性において、年1回以上の検診を受けている割合が35%前後と受診率が低いという調査結果が出ています。

▽歯科検診の内容
歯科検診の内容は、歯科医院によって異なる場合があるので、ここでは市で実施している「歯周疾患検診」の内容を紹介します。検査項目ごとに結果の説明を受け、今の自分の口の状況を確認することができます。

1.問診
日常の口腔に関する生活状況の聞き取りや、口臭や歯並びのことなど気になることを相談します。

2.口の状態確認
虫歯、詰め物の状態、歯垢や歯石の付着状況、歯肉や粘膜の状態を確認します。

3.歯肉の検査
専用の器具で決められた歯肉の出血の有無や歯周ポケットの深さを調べます。

4.かみ合わせ歯並びの確認
かみ合わせが悪いと、一部の歯に負担がかかり歯周病が進行しやすくなります。

5.顎の関節の確認
口を大きく開けられるか、痛みがないかなどを確認します。

6.結果説明
検診の結果と治療の必要性について説明があります。
歯周疾患検診は、40~70歳の10歳ごとの対象者に個別通知しています。検診をきっかけに、定期的な歯科受診を心がけましょう。

▽「オーラルフレイル」は心身の健康に影響
オーラルフレイルとは、簡単にいうと「口腔内の虚弱」です。滑舌の低下、食べこぼしや、むせ、かめない食品が増えるなど、口に関する“ささいな衰え”が積み重なった状態です。
このささいな衰えを見過ごしてしまうと、栄養状態の悪化から全身の虚弱につながり、要介護状態になるリスクを高めたり、気分が落ち込みやすくなったりします。口腔内の健康を守ることは、体と心の健康を守ることにつながっています。

こんな症状、ありませんか
・むせる 食べこぼす
・食欲がない 少ししか食べられない
・柔らかいものばかり食べる
・滑舌が悪い 舌が回らない
・口が乾く 臭いが気になる
・自分の歯が少ない 顎の力が弱い

▽歯医者を受診しよう
口腔内の健康のためには、歯科医院の受診と正しいセルフケアが大切です。歯ブラシやフロス・歯間ブラシなどの清掃器具は、どれが自分に合っているかを判断するのはなかなか難しいものです。歯科医院を受診することで、治療や歯のクリーニングだけでなく、自分に合った正しいセルフケアについてもアドバイスをもらうことができます。
オーラルフレイルはささいな口の衰えから始まっています。気になる症状を見過ごさないためにも、3~6カ月に1度は歯科医院を受診しましょう。

問い合わせ:生涯歯科保健連絡会(事務局健康推進課)
【電話】656-6527

■市歯科コンクール表彰
令和5年7月に市歯科コンクールの審査が行われ、8月に表彰式が執り行われました。

▽親と子のよい歯のコンクール
令和4年度の3歳児健診受診者のうち、口腔衛生上好ましい状況にある幼児とその保護者317組を対象に募集し、5組の応募がありました。審査の結果、1組が最優秀賞、2組が優秀賞として表彰されました。
表彰者:一覧については本紙をご参照ください

▽高齢者歯科コンクール
80歳以上の市民を対象に募集し、39名の応募がありました。審査の結果、全員が8020(ハチ・マル・ニイ・マル)を達成しました。中でも歯や口腔状態が健康な人、歯に良い歯科習慣の人を最優秀賞として4名表彰しています。
表彰者:一覧については本紙をご参照ください

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