■子どもの生活習慣「早寝・早起き・朝ごはん」
人は、朝の光と共に目覚め、日中活動し、夜は脳と体を休めるというリズムを持っています。体温の変化やホルモンの分泌も1日の中でリズムを持っているため、生活リズムを整えることは心身の健康にとても重要です。
▼睡眠のリズムと役割
骨や筋肉を作ったり免疫力を高めたりするのに必要な成長ホルモンは、寝入りすぐの深い睡眠の時にたくさん分泌されます。また、体温を下げて眠りを誘う働きを持つメラトニンは、夜暗くなると分泌され始めます。特にメラトニンは、幼少期に大量に分泌されることが分かっています。
睡眠はレム睡眠(浅い睡眠)とノンレム睡眠(深い睡眠)の2種類が交互に繰り返され、主に、睡眠の後半になると増えるレム睡眠時に記憶の整理をしています(図1)
▽図1 眠りの深さと睡眠時間の関係
▼夜更かしによる悪影響
夜更かしをすると、体温の上昇リズムが後ろにずれてしまい、午前中に体温が上がらなくなってしまうため、脳も体もうまく働きません。また、睡眠時間が短くなるとレム睡眠が少なくなるため、日中に学習したことが記憶に残りにくくなってしまいます。
▼早く寝るためのポイント
▽早起き+外遊び
朝日を浴びた14~16時間後にメラトニンが分泌されて眠くなります。日中はたくさん身体を動かすと疲れてぐっすり眠れます。
▽暗く静かな環境を作る
テレビ・スマホ・タブレットなどは寝る30分~1時間前に消すよう心がけましょう。
▽毎日同じ時間・同じ流れで寝る
同じ時間に同じことを繰り返すことで脳に眠くなるサイクルができます。
▼進む「朝食離れ」
乳幼児の親の「毎日朝食を食べる割合」は69・7%となっています(図2)。朝食離れは若者だけに限らず、壮年期も同様です。祖父母世代・親世代が朝食を取らない習慣だとその子どもや孫も同様の生活になります。
▽図2 朝食を食べる人の割合(滝沢市)
出典:第3次地域保健計画、第2次母子保健計画策定時アンケート
▼朝食の効果
脳は寝ている間にも働き、エネルギーであるブドウ糖を消費します。そのため、朝に栄養素を補給する必要があります。また、よくかむことで脳が覚醒し、食べ物が胃に入ることで内臓も目覚めます。
▼朝食のポイント
▽まずは「食べる習慣」を
「主食+おかず」を基本形として、何かを食べることから始め、慣れてきたらバランスについても考えてみましょう。
▽毎日決まった時間に食べる
同じ時間に食べることで空腹になるリズムができます。
▽誰かと一緒に食べる
誰かと一緒に食べることで食欲が湧き、コミュニケーションの場にもなります。
「早寝・早起き・朝ごはん」は健康的な生活を送る上で欠かせません。子どもだけではなく大人も、できることから家族みんなで楽しく取り組んでいきましょう。
■令和6年1月から新型コロナワクチン接種の予約方法や体制が変わります
▽接種の予約方法
令和6年1月接種分から、接種予約サイト(ウェブ)と接種医療機関で予約を受け付けます。市新型コロナワクチン接種コールセンターでの予約は、令和5年12月接種分をもって終了します。
▽接種できる医療機関
令和6年1月以降の接種医療機関は、広報たきざわ12月号お知らせ版に掲載予定です。また、広報発行と同時期に市HPでも掲載します。
▽市新型コロナワクチン接種コールセンターを閉鎖します
12月28日(木)をもって市新型コロナワクチン接種コールセンターは閉鎖となります。接種予約以外の問い合わせは、令和6年1月4日から市新型コロナワクチン接種実施本部が窓口になります。
問い合わせ:市新型コロナワクチン接種実施本部
【電話】0120・945・415
※令和6年1月4日(木)~3月29日(金)、祝日を除く月~金曜日の午前9時~午後5時
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