健康だより(2)

10／29

■今より10分多く体を動かそう
▽なぜ運動が必要?
(1)生活習慣病の予防
脳卒中や心疾患のリスクを高める「メタボリックシンドローム」は、過食と運動不足が主な原因です。運動習慣を持つことで、高血圧や糖尿病を予防できます。

(2)筋力や体の機能の維持
例えば体調を崩し1週体を動かそう間ほど寝込んだ後は、階段を上るのも疲れて息があがったり、普段のように動けなかったりする経験をしたことはありませんか。人の体は、持っている機能を使わないと驚くべきスピードでその機能が低下していくと言われています。

▽メタボ該当者の男女別年次推移(滝沢市国民健康保険被保険者)

▽働き世代の運動不足が課題
市のメタボリックシンドロームの人の割合は、男性が約3割と女性に比べ高い傾向にあります。また、年次推移を見ると、平成30年と令和3年を比べて男性は4・0ポイント、女性では2・5ポイント上昇しています。また、特に65歳未満の女性において運動習慣を持っている人の割合が低い状況です。男女ともに働き世代の運動習慣の定着が課題となっています。

▽運動の効果
・加齢に伴うロコモティブシンドロームの予防
・心肺機能が上がり疲れにくくなる
・血行が良くなり肩こりや冷え性が改善する
・抵抗力を高める
・気分転換やストレス解消
・認知症の予防
運動には筋力や体力の維持以外にも精神的な面でのリフレッシュ効果もあります。(表1)は推奨される身体活動の目安です。できることから、まずは今より10分多く体を動かすことを意識しましょう。
(表1)運動の目安

健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023推奨事項一覧から作成