日本人の平均寿命は年々延びている一方で、生活習慣病になる人が多くなっています。軽米町は生活習慣病になっている人が多いということを知っていましたか?食事のバランスによっては生活習慣病のリスクが高くなる可能性もあります。「好きなものを食べること」と「健康でいること」を両立して、いつまでも元気に暮らしましょう。
6月の特定健診の受診率:41.8%(40~74歳)
健診受診者のうち
・悪玉コレステロールで所見ありは4割…
・血糖で所見ありは6・5割…
・血圧で所見ありは6割…
・メタボは予備軍も含めて3割…
■軽米は生活習慣病が多いんです…。
●多くの病気は生活習慣が関係
医療費の多い疾患の中には、生活習慣病が多く入っています。一見、生活習慣と関係ないように感じられる疾患も、実は深い関係があることがわかってきています。
●脳血管疾患が最多
グラフからもわかるように、軽米町民は脳血管疾患で亡くなる人が多くなっています。脳血管疾患の中でも脳梗塞で入院する人や亡くなる人が多く、特に男性の割合が高くなっています。脳血管疾患は、命が助かっても後遺症で介護が必要になったり寝たきりにつながる怖い病気です。最大の原因は高血圧であり、糖尿病や脂質異常症も関連しています。20代のうちから健診を受け、健康管理をしっかりすることが大切です。
▽脳血管疾患の年齢調整死亡率(人口10万人対)
H29~R1の3年平均
▽軽米町で医療費の多い疾患
※赤字が生活習慣病
令和4年度国保加入者
健康に暮らすためにはどうしたらいいんだろう…?
■まずは、食生活を見直しましょう
生活習慣病のリスクを抑えるためには、「何を」食べるかだけでなく「いつ」、「どう」食べるかということも重要です。仕事や家事、育児など忙しい毎日の中で、食生活を根本から見直すのは簡単なことではありません。できることから取り組んでみましょう。
●食べるもののPOINT 基本は主食・主菜・副菜をそろえる!
・加工食品のとりすぎに注意し、シンプルで素材に近いものを選びましょう。
・糖分、塩分、脂質のとりすぎに注意!
・野菜、海藻、豆、きのこなどから食物繊維をとりましょう。
・脂質をとるなら、魚や植物性の油に多いオメガ3脂肪酸!
・間食は甘いものではなく乳製品やナッツ類、果物がGOOD!
●食事のリズムのPOINT
▽朝食を食べよう
起床後1時間以内に朝食を食べて、体温と代謝を上げましょう。脳と体をしっかり目覚めさせることで、生き生きと活動できます。
▽昼食はいろんな食材を
昼は代謝がよく、食べた栄養素を体内で利用する効果が高まっているので、多種類の食品を食べるようにしましょう。
▽おやつを食べるなら
脂肪をため込む作用が低い14時~16時にとりましょう。食事でとりきれない食べ物(チーズやナッツ)がおすすめです。
▽夕食は20時までに
夜は消費エネルギーが少なく、脂肪が蓄積されやすくなります。夕食が遅くなるときは低脂肪で消化の良い食事を心がけましょう。
オメガ3脂肪酸たっぷり えごま油がおすすめ
町の特産品である「えごま油」には多くのオメガ3脂肪酸が含まれています。血圧を下げたり細胞の修復をサポートする効果が期待できます。えごま油は熱に弱いため、かける・つける・混ぜるなど加熱しないで食べましょう。
■野菜がとれるおすすめレシピ
●豚肉と白菜の蒸し煮なべ
〈材料〉2人分
豚肉(しゃぶしゃぶ用)…200g
白菜大…5枚(400g)
しめじ…100g
にんじん…1/2本(80g)
[A]水…1カップ(200ml)
[A]酒…大さじ2
[A]みりん…大さじ2
[A]おろしにんにく…小さじ1
(1)白菜を3cm幅に切り、しめじは石づきを切り落として小房に分ける。にんじんは5mm幅の輪切りにする。
(2)鍋に豚肉と調味料Aと(1)を入れて中火にかけ、ふたをして具材に火が通るまで10分ほど煮る。お好みでポン酢や減塩万能ダレをつけながら食べる。
エネルギー:340kcal
タンパク質:23g
脂質:19.8g
食塩相当量:0.4g
●材料を合わせるだけ!減塩万能ダレ
▽おかかポン酢だれ
〈材料〉4人分(作りやすい分量)
ポン酢…大さじ2
かつお節…1袋
酢…小さじ2
エネルギー:7kcal
タンパク質:0.9g
脂質:0g
食塩相当量:0.5g
▽ごまみそだれ
〈材料〉4人分(作りやすい分量)
みそ…大さじ1と1/2
すり白ごま…大さじ2
砂糖…大さじ1
水…大さじ1
エネルギー:48kcal
タンパク質:1.8g
脂質:2.8g
食塩相当量:0.8g
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