■健康福祉課からのお知らせ
胃がん検診を実施します
対象の人には10月中旬頃に郵送で問診票が届きます。胃がん検診は個別検診を行っていませんので、下記会場での受診をお願いします。どの会場でも受診できます。
なお、対象者で問診票が届いていない人、80歳以上で受診を希望する人は、健康福祉課健康づくり担当までご連絡ください。
実施日、会場:
・10月25日(金)…円子地区交流センター、小軽米生活改善センター
・26日(土)…健康ふれあいセンター
・27日(日)…健康ふれあいセンター
・11月1日(金)…山内地区交流センター、晴山公民館
・2日(土)…健康ふれあいセンター
・3日(日)…健康ふれあいセンター
※生涯学習カレンダーに記載されている10月26日と27日の検診会場が、「農村環境改善センター」から「健康ふれあいセンター」に変更になっています。
受付時間:6:30~9:30
対象者:年度末年齢が41歳から80歳の町民(保険証の種類にかかわらず、軽米町に住民票のある人)
料金:1,000円(70歳以上の人、生活保護を受けている世帯は無料)
▽検診を受けられない人
・妊娠中やその可能性がある
・胃・十二指腸の切除手術をした
・腸閉塞・腸管憩室炎・クローン病・潰瘍性大腸炎の既往がある
・バリウムによるアレルギー反応があった
・バリウムの誤嚥があった
・腎不全で透析中、心不全の治療中である
・85歳以上でここ2日排便がない
・体重130kg以上
・ペースメーカー・植込み型除細動器を装着している
・自力で立位を保持することや撮影台の手すりをつかむことが困難である
・腎疾患で6か月以内に(内視鏡・バリウム)検査を受けた、または受ける予定がある
・検診当日に糖尿病薬(血糖降下剤、インスリン等)を使用した
・持続型自己血糖測定器(リブレ等)を装着している(外していれば受診可)
問い合わせ:健康福祉課健康づくり担当
【電話】46-4111
■みんなの国民年金
納めた国民年金保険料は全額が社会保険料控除の対象です
国民年金保険料は、健康保険や厚生年金などの社会保険料を納めた場合と同様に、社会保険料控除としてその年の課税所得から控除され税額が軽減されます。控除の対象となるのは、令和6年1月から12月までに納められた保険料の全額です。過去の年度分や追納された保険料も含まれます。また、ご家族の保険料を支払っている場合、その保険料も合わせて控除が受けられます。
控除を受けるためには、年末調整や確定申告を行うときに、領収証書などの保険料を支払ったことを証明する書類の添付が必要になります。9月30日までに国民年金保険料を納付された方には、11月上旬に「社会保険料(国民年金保険料)控除証明書」が送付されますので、申告書の提出の際には必ずこの証明書または領収証書を添付してください。
※令和6年10月1日から12月31日までの間に、今年はじめて国民年金保険料を納められた方へは、令和7年2月上旬に送付されます。
問い合わせ:
二戸年金事務所【電話】23-4111
年金加入者ダイヤル【電話】0570-003-004
町民生活課【電話】46-4734
■軽米病院だより
救急車有料化の話
県立軽米病院 院長 葛西敏史
2024年6月に三重県松阪市で救急車の有料化が始まりました。救急車を呼んでも、軽症で入院にならない場合に7,700円がかかるというものです。どこの病院でも有料ではなく、松阪中央総合病院など3つの基幹病院に搬送された際に、「選定療養費」として徴収されるようです。その理由には救急車の搬送件数の増加があります。
昨年の二戸圏域の救急車の動向を見てみると、軽米病院に搬送された件数は247件でしたが、基幹病院の二戸病院へは1,668件でした。二戸消防本部の管轄「二戸・一戸・軽米・九戸・浄法寺」の搬送件数を合算すると、2,559件(1日平均7件)にも登ります。すごい数ですよね。そのうち入院にならない軽傷者は1,090件でした(42.6%)。事故や急病で119番をかけるでしょうが、中には学校で授業中にカッターで手を切っただけで救急車が呼ばれた例もありました。今や救急要請数がどんどん増えており、消防もパンク状態です。
岩手県では有料化の話は出ていませんが、このまま増加していくと、近い将来始まるかもしれません。「こんな場合にはどうしたら良いか」というお悩みに対して、県は#7119という24時間の電話相談体制を来年から導入する予定です。慌てる気持ちも理解できますが、皆さんも深呼吸をして、自分を落ち着かせてから受話器を取ってください。
■鳥獣被害防止対策
(2)あなたの近くにもイノシシが!?~潜み場所が拡大中~
農研機構 畜産研究部門 動物行動管理研究領域 堂山宗一郎
無骨で怖そうな見た目のイノシシですが、実は非常に臆病な性格で警戒心も強い動物です。シカやクマと比べてもはるかに警戒心が強いと感じます。臆病で怖がりのイノシシが、なぜ人間が活動する田畑へ出没するようになったのでしょうか?
1番の原因は、イノシシが安全と感じ落ち着ける場所が増えてきたことです。イノシシが落ち着いて行動できる場所は「体を隠せる場所」です。草丈の高いやぶになった場所は、イノシシが体を隠せる絶好の潜み場となります。そして近年は、耕作放棄地に草が生い茂り、イノシシの隠れ場所がさらに拡大しています。
やぶから草丈の低い開けた場所へ出てくるイノシシを調べたことがあります。多くのイノシシがやぶと開けた場所との境界で立ち止まり、尻尾を立てる警戒行動をとりながら周囲を見回して安全確認をするという行動を見せました。その後も開けた場所へはあまり出ず、やぶとの境界付近で活動していました。イノシシにとって開けた場所での活動は、とても苦手なことなのです。
田畑の周りにイノシシの潜める場所があれば、イノシシをどんどん引き寄せることになり、せっかく設置した電気柵も効果が薄くなってしまいます。まずは、皆さんの田畑周辺にイノシシが隠れていそうなやぶがないかチェックしてください。もしそのようなやぶがあれば、少しきれいにしてみませんか。それだけでもイノシシの行動を変えることができ、被害を減らすことに繋がります。
※このコーナーは全12回のシリーズで掲載します
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