■弱視とは
弱視とは、視力の発達が途中で止まることをいいます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、明るい・暗いなど、ぼんやりとしか見えていない状態です。視力は、目から受け取った映像の情報に脳が刺激を受けて発達する能力で、生後急速に発達し、6歳ごろまでに完成するといわれています。このときピントが合った映像が脳に送られないと、見る機能は十分に発達しません。
■早期発見、早期治療が大切です
弱視のほとんどは、治療用めがねをかけてピントが合った状態にすることで、脳が刺激され、視力が発達していきます。3歳で治療を開始した子どもの多くが、小学校入学までにめがねを常用すれば十分な視力を得ています。このタイミングを逃すと、思うように効果が上がらず、めがねやコンタクトレンズを使っても生涯十分な視力を得られないことがあります。
~3歳児健康診査や、幼稚園・保育所等での検査で異常があった場合は、速やかに眼科を受診しましょう~
出雲市では、11月16日と30日に、島根大学医学部附属病院眼科診療科及び出雲医師会と協力して出雲市内の保育所向けの視力検査講習会を開催しました。市内保育所の職員が多数参加し、講義と実習で視力検査を学びました。家庭でも子どもの見え方に注意しましょう。
問合せ:
健康増進課【電話】21-6981
保育幼稚園課【電話】21-6191
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