~「聞こえにくさ」を感じたら、早期受診が重要です~
認知症になると、さまざまな要因により脳の働きが悪くなることで、記憶力や判断力が低下し、日常生活に支障が生じてきます。厚生労働省の調査結果によると、2040年には、認知症になる方が高齢者のおよそ15%にあたる584万2,000人(高齢者の6.7人に1人の割合)にのぼると推計されています。
特に、難聴の高齢者は認知症を発症しやすいといわれており、「聞こえにくさ」を放っておくと、周囲との会話が減少することで社会から孤立してしまい、認知機能の低下やうつ状態を引き起こすことがあります。
加齢により「聞こえ」は徐々に低下し、本人や周囲も気づかないまま難聴が重症化していくことが少なくないため、次のことを心がけてください。
・医療機関で定期的に聴力検査を行いましょう。
・会話の中で本人や周囲が「聞き返し」「聞き違い」などの「聞こえにくさ」を感じた場合は、早期受診が重要です。
・補聴器を使用している場合、認知症になる方が少なくなることが確認されています。
難聴になっても、周囲の方がゆっくり・はっきり・大きな声で話しかける等の工夫をして、会話を維持していくことは、孤立を防ぐことにつながります。
難聴の方がいきいきと安心して暮らせるよう、ご理解とご協力をお願いします。
問合せ:医療介護連携課
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