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まちのタカラ

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島根県安来市

◆社日地区のイチオシ! 安来とともに発展した神社~安来神社の変遷と文化~
安来市では、安来港の発展とともに、豊かな文化が多数生み出されてきました。安来神社とそれに関連する文化もその一つです。
安来神社の始まりは江戸時代。港に関わる商売で豊かになった住民たちが「自分たちのまちの中心に自分たちの神社をつくりたい」と国主に願い、許可を得て元禄12(1699)年に祇園(ぎおん)神社(後に八雲神社、安来神社に改称)ができました。5代松江藩主が信仰したことと、歌舞伎(かぶき)上演の華々しさから、歴史が浅い寺社とは思えないほどの信仰を集めました。
「安来芝居」と呼ばれたこの歌舞伎は、祇園祭の日に子どもたちが6台の山車(だし)の上で上演。「安来神社夏季例祭奉納屋䑓(やたい)絵巻」には言い表せないほど賑わう様子が描かれています。この芸能は、明治初期に政府から華美なことをやめ節約するようにという通達が出されるまで行われていました。
活気にあふれた安来神社の現在について、神社の責任役員である根来茂樹さんは「先人たちが継承してきた、ヤッホー・神輿(みこし)巡行をはじめとした歴史や文化を少しでも後世に残し、つながりの場、憩いの場としての役割を取り戻していけたらと思います。例えば、自分たちが子どもの頃は、秋になると多くの人が銀杏を拾っていました。ぜひ皆さんも、安来神社でお参りついでに拾っていってください」と話しました。

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