Isle Of Cleo クレオの小さな島

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国際交流員　ウォン・チンイン・クレオ

◆今月のテーマ「イギリスのバカンス事情」
吹く風も次第に夏めいてまいりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
コロナ禍の後の初めてのゴールデンウィークはあっと言う間に終わりました。西ノ島町内も多くの観光客の姿が見られました。
今回はイギリスのバカンス事情について紹介したいと思います。イギリスは祝日が少ないですが、バンク・ホリデー(英：Bank holiday)と言う公休日があります。ちなみに、イギリスの祝祭日は地域の違いがありますよ。

◇春
松江でもよく知られている聖パトリックの日(英：St.Patrick’s Day、毎年3月17日)があり、イギリス国内でもパレードが行われます。北アイルランドでは祝日ですが、他の3カントリーでは祝日ではありません。
春の休みと言えば、復活祭の連休です。面白いのは、南部のイングランド、ウェールズと北アイルランドは4連休ですが、北部のスコットランドは一日少ないです。そして5月は私もよく忘れる2回の公休日(笑)。どれも月曜日に当たります。いや、絶対に公休日の日に学校に行こうとした事はありませんでしたよ!

◇夏
夏は…8月最初の月曜日に当たる公休日と、北アイルランドのみ祝日になっている7月12日以外に祝日はありません。イギリスではお盆の文化はありませんが、夏に長めの休暇を取る習慣はあります。
学校の夏休みは長く、高校生や大学生もこの機会を掴んで、バイトまたはインターンシップ等の経験を積んだり、進学試験に向けて準備したり、ボランティア活動に参加したりします。
イギリス国内と言っても、学校の夏休みの時期は少し違います。スコットランドの学校の夏休みは主に8月中旬に終わり、秋学期(新学年)もその後に始まります。北アイルランド、ウェールズとイングランドの学校の新学年(9月から)とは違いますよ。

◇秋
スコットランドのみ祝日になっている11月30日以外に、他の祝日と公休日はありません!

◇冬
12月のクリスマス連休と1月1日元旦は全国共通ですが、スコットランドのみ1月2日も祝日になっています。

◆クレオの一言
イギリスでは祝日は少ないですが、休暇を取り、日常生活から離れ、リフレッシュをしてまた仕事に戻る習慣があります。クリスマスは家族と過ごす習慣があるため、年末の休暇は国内移動が多いです。長距離バス、鉄道と飛行機も早割があるため、休暇の予定を決めて、安い価格でチケットを購入できる時に手配する事が多いです。
海外への旅行も同じです。海外旅行は夏のピークを迎え、短距離旅行で人気な旅先はヨーロッパです。アジア等へは、飛行機の直行便でも10時間ぐらいかかります(ロンドンから東京までの直行便は14時間です!)。
しかし、直行便の航空券はお財布とよく相談しないと中々買えないです。そのため、海外旅行の時期と目的地を早め(一年先)に決め、必要な資金を準備し、そして長めの滞在期間中旅行を楽しむことが多いです!