総合診療医が答える「こんな症状や疑問 持っていませんか?」

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■第40回：「コーヒーには健康にいろいろ良いことがある」
このシリーズでは総合診療医が患者さんからいただいた質問をもとに市民の皆さんが困っている症状や疑問について解説します。

先日いただいた質問はこれです。
「コーヒーって身体に大丈夫ですか?」
コーヒーは今やお茶と並ぶぐらい、さまざまなところで飲まれています。その健康効果に関していろいろな噂があり、実際の正しいことに関してはあまり知られていません。
実はコーヒーにはいろいろな健康効果があることが証明されています。
最近の研究では良い効果として2つ。
・朝の段階でコーヒーを2杯程度飲んでいる方々がうつ病や不安神経症になりにくいこと
・コーヒーを3〜5杯程度飲んでいる方々の大腸癌のリスクが下がること
が分かっています。一方で、高血圧の方が、コーヒーを飲みすぎると高血圧が悪くなることがあるともいわれています。
コーヒーの効果も状況に応じて良い効果と悪い効果があります。体調に合わせながら、楽しんでいけると良いですね。どんな嗜好品も一長一短ありますので、もし今楽しまれている嗜好品で健康が気になる方は、かかりつけ医や当院に気軽に相談してください。

・精神状態の安定化
・大腸癌の予防
・血圧上昇のリスクに注意!