■若者チャレンジ 幸雲南塾からSeedラボに
《Seedラボとは》
市では、地域の未来をつくっていく次世代を発掘・育成する取り組みとして、地域課題解決やまちづくりにつながる起業や新規事業づくりを応援しています。これまで、「幸雲南塾」として若者の実践支援を行い、180人を超える卒塾生を輩出し、多くのまちづくりの担い手・起業家が生まれてきました。今年度より幸雲南塾をリニューアルし、卒塾生や市内で実践を始めている人たちがさまざまなテーマでともに学び・つながり・実践を進める場づくりとして「Seedラボ」が始まっています。本年度は6つのテーマで、外部講師を招いての勉強会や、フィールドでの実践、お互いの事業計画へのアドバイスなど、多様なスタイルで学び合いをしています。雲南市で新しい事業を始められたい方は、ぜひ参加してください。
◇Well-being(ウェルビーイング)ゼミ
ゼミ長:株式会社CNC
矢田 明子(やたあきこ)さん
Well-being(心身と社会的な健康)をさまざまな角度から紐解いていける講演会を開催しました。日本の"社会起業"を牽引する株式会社ボーダレス・ジャパン田口一成(たぐちかずなり)さん、株式会社COTEN(コテン)の深井龍之介(ふかいりゅうのすけ)さん、実験寺院寳幢寺(ほうどうじ)の僧侶 松波龍源(まつなみりゅうげん)さんに登壇いただき、それぞれビジネス・歴史・宗教の観点から私たちの"幸せ"について深堀りができる機会になりました。
◇里山ツーリズム
ゼミ長:ジー・ストラテジック・ビジョン株式会社
白石 章二(しらいししょうじ)さん
雲南市の自然・文化・人の魅力を軸にあらたなツーリズムの形を生み出していくために、観光事業に関わるメンバーで学びを深めました。里山ツーリズムの先進地域「京都京北(けいほく)」への視察、東広島市DMO※1の事例研究、シェアサイクルサービズ"COGICOGI(コギコギ)"へのヒアリングなど、活動は多岐に渡ります。体験コンテンツ提供、飲食宿泊施設、ガイドなど多様な方の関わりをお待ちしています。
※1 観光地域づくり法人。
◇フォレストラボ
ゼミ長:WOODSHIP(ウッドシップ)
舩木 海(ふなきかい)さん
雲南市の8割を占める里山は年々管理が難しくなっていますが、使い方の可能性は無限大です。山や森に関心がある人たちで、里山の「公益的機能」や文化・歴史を学び、簡単な作業から身に付けていきます。目標は、自分たちなりの里山活用イメージを描いて、整備もしていける人が増えていくことです。週末だけ山に関わってみたいという人も、ぜひ参加してください。
◇ケアする庭"エチカ"
ゼミ長:宮内舎(みやうちや)
小倉健太郎(おぐらけんたろう)さん
「ケアする庭"エチカ"」という名前は、農作業を通じて、そこに関わる多様な人と自然がケアし、ケアされる関係を越えて関わり合うという願いを込めています。本ゼミでは、芋植えワークや有機農法の現場見学などの体験のほか、「農と共に豊かに生きる」をテーマに講演会を行いました。農業に触れてみたい方から農業に携わっている方まで、"農と暮らし"についての理解が深まる内容です。
◇地域デジタル
ゼミ長:一般社団法人エンター
杉村 卓哉(すぎむらたくや)さん・長谷川直人(はせがわなおと)さん
「SNSやデジタルツールはよく分からない」と思っている方は少なくありません。本ゼミではそんなデジタルツールをより身近に感じてもらい、地域課題解決や事業づくりに役立ててもらう事を目的としています。今年度はInstagram講座から、今話題のchat(チャット)GPT※2、VR※3などの体験会を開催しました。11月には今年度で2回目となるプログラミングフェスを開催。多くの方に参加いただき、老若男女問わずデジタルツールに触れ、楽しんでいただける機会となりました。
※2 人工知能による自動会話プログラム。
※3 Virtual Reality(バーチャルリアリティ)(仮想現実)の略。
◇ベンチャー起業道場
ゼミ長:合同会社GIFT(ギフト)
田中 学(たなかまなぶ)さん
本ゼミは主に起業や新規事業の準備をしている方向けの内容です。事業計画の立て方といった基本的な勉強会から、地域の起業家のケーススタディ(事例研究)や事業プランへのアドバイスも行いました。地域内のチャレンジをより事業性の高いものにしていくことができます。起業を検討されている方、事業計画の精度を高めたい方はぜひ参加してください。
《勉強会・イベント計36回開催!参加者数約200人!》
Seedラボは、市内で事業やまちづくりを実践されている方、これから起業・事業づくりをされる方の学び合い・実践のコミュニティ(事例研究)となっています。どなたでも気軽に申し込み・問い合わせください。その他、市では挑戦する人を応援する制度が多くあります。左記の二次元コードから閲覧できます。ぜひ確認してみてください。
※二次元コードは広報紙5ページをご覧ください。
市では、今後もさまざまなチャレンジに取り組んでいきます。引き続き、チャレンジの取り組み、実践者の応援をよろしくお願いします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>