水道事業は、皆さんの生活を守るライフラインであり、水道料金を主な収入として運営しています。この水道事業を将来も安定的に運営できるよう、水道料金を改定します。
■改定の時期
令和7年4月使用分から(5月請求分)
■改定の内容
水道料金のうち基本料金について、主に家庭で使われる口径13mmと20mmは引き下げますが、基本水量(8立方メートルまでの無料部分)は廃止し、1立方メートルから8立方メートルまでは1立方メートルあたり税込み67円とします。9立方メートル以上の単価は据え置きとし、平均で5.07%増の改定となります。
◎改定料金表(税込額)
黒色:現行料金
緑色:改定案
[料金計算例]メーター口径13mmで月53立方メートル使用した場合
基本料金 1,210円+67円×8立方メートル+207円×(25-8立方メートル)+248円×(50-25立方メートル)+280円×(53-50立方メートル)=12,305円
◎支払額の例(税込額)
■改定が必要な理由
・市の人口減少などにより水道使用量が減少し、水道料金収入が減少していくことが見込まれます。
・安全な水を安定供給するためには、水道施設の計画的な整備や安定した財源の確保が不可欠です。
・水道料金は平成29年度に改定して以来7年が経過し、このままでは令和7年度に赤字になる見込みであるため適正な料金の見直しが早急に必要です。
◎水道事業会計の決算額と今後の見通し
・材料費やエネルギー価格の上昇によって施設の維持管理などに多額の財源が必要となっています。このままでは今後の収支が急激に悪化する見込みで、健全経営が難しい状況です。
・市民の皆さんへ安全・安心な水道水を届けることが最も重要であり、ライフラインの安定した運営が定住対策、産業振興に寄与します。
■これからの市の取り組み
◯施設の更新
浄水場は比較的新しい施設が多く、現在の更新費用は多くありませんが、将来の更新に向けて施設管理台帳システムを活用し、効率的な計画を立てていきます。
◯水道管の更新
市の水道管はすべて合わせると900km以上になります。古くなった管は取り換えていかなくてはならないため、補助金などを活用しながら計画的に更新していきます。
市民の皆さんにはご負担をお掛けしますが、水道施設の適切な維持管理と事業経営の安定をめざしていきますので、ご理解をお願いします。
問い合わせ先:上下水道局総務課
【電話】0854-42-3473
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